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2024.04.16 成瀬は天下を取りにいく 宮島 未奈

成瀬は天下を取りにいく

著者: 宮島 未奈
ナレーター: 鳴瀬 まみ
再生時間: 5 時間 4 分
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    • 総合評価(10段階):7

    • 読み応え:★★★☆☆

    • 設定:★★★★☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「若さ」:★★★★★

    • コメント:自分とは真逆の成瀬がとても可愛い。
      同級生であればまた違う感想を持ったとは思う。
      若い彼女達が可愛いわぁと思うオバァである。
      大津のオープンガーデンを訪ねたなぁ。
      ミシガン、息子らが小さい頃乗ったなぁ。
      思い出に耽ってしまい強い感想が無い。

    • 総合評価(10段階):6

    • 読み応え:★★☆☆☆

    • 設定:★★★☆☆

    • 感動:★★☆☆☆

    • オリジナル指標「本屋大賞感」:☆☆☆☆☆

    • コメント:非常に読みやすく、主人公成瀬もキャラ立ちしており、実母を亡くしたばかりの母親をM-1に誘う場面で吹き出した。
      僕の中では成瀬が夏を西武に捧げたところがピークで、そこからはあまり成瀬を好きになれなかった為、読み終わる頃には「何が言いたかったのか?」と思ってしまった。
      成瀬の個性が日清カップヌードルチリトマト止まりだったのが残念で、コンビニ人間くらい飛んでたらもっと好きになれたかも。
      「本屋大賞受賞!」という価値感が、1000円の赤ワインにぶら下がってる「金賞受賞!」にならないようにして欲しいと思うのは、個人的にリカバリー・カバヒコを応援していたからに他ならない。

    • 総合評価(10段階):8

    • 読み応え:★★★☆☆

    • 設定:★★★☆☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「次作読みたい度」:★★★★★

    • コメント:読了感がとても良い作品だった。テンポもよく、もっと長い時間この世界感に浸りたかった。最後の成瀬目線で書かれたストーリーが個人的にはうれしい気持ちになった。
      コロナで直接的に社会経済に影響がないと判断され、一番我慢を強いられたのは成瀬世代の学生達だったと思う。
      「コロナでも、青春は輝くよ」という知らない間にチャレンジする機会を奪われた若者たちへ向けたアンセムだとも思いつつ、成瀬の突飛な行動は、我々大人を含め、家に閉じこもっていたあの時間のもやもやを回収してくれている感じがして清々しかった。
      この作品を読むことで、改めて見て見ぬ振りをしていた「学生たちの我慢」を思い出すことができたと思う。
      コロナで在宅勤務に切り替わった日の帰り道、近くのスーパーでバイトの高校生がいつも通りレジを打っていたときの罪悪感を忘れたらあかん。

▼指標解説:★☆☆☆☆<★★★★★
 読み応え: 読みやすい<読み応えあり
 設定:定番 < 独創的
 感動:快適 < ストレス高い
 オリジナル:読者が独自の指標を毎回提示する

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次回の課題図書はこちら
弟が以下母の提案に決定。

 母:凍える牙 こっち!
 兄:歌われなかった海賊へ

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