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2024.07.03 よろこびの歌 宮下 奈都


よろこびの歌



著者: 宮下 奈都
ナレーター: 東海林 亜祐
再生時間: 5 時間 54 分

    • 総合評価(10段階):6

    • 読み応え:★★★☆☆

    • 設定:★★★★☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「おすすめ度」:★★☆☆☆

    • コメント:感受性の豊かな年頃の女の子たちを主人公目線だけで無く登場人物それぞれの視点で描かれているのは面白かった。

    • 総合評価(10段階):8

    • 読み応え:★★★★☆

    • 設定:★★★★★

    • 感動:★★★★☆

    • オリジナル指標「オススメ度」:★★★★★

    • コメント:JKの合唱コンクールの話。ではあるけど、物語のスタートと共に合唱コンクールは終わってしまう。
      てっきり、音楽に強くない学校だけど、ヴァイオリニストの娘が入学した事により、クラスメイトが歌う楽しさに目覚めて、最初は練習に集まらなかったメンバー達が紆余曲折ありーの集まって、最後は感動の大合唱!と思って読み始めたので、入口で躓き、そのままおっとっとと中盤まで読み進めてしまったので、結局2回読みました。
      2回目の方が感動した。
      個人的にはカレーうどんかなー。ソフトボールガールも良かったし、春の背中も良かったなー。
      JKのリアルと、音楽の持ってない力のリアルが垣間見れる良い話だった。
      音楽の技術やソフトボールの技術はもちろん大事で、有名な学校に行く事や、その中で1番になる事もやっぱり大事なんだけど、それは己を磨く為に必要な事で、生きる事とはまた別。
      ヒロトはリスナーに、社会にメッセージを発する為に1番大好きな音楽を必要としたという事で、JK達も、音楽サラブレッドも、音楽の伝統や崇高さに向き合った訳ではない。
      JK達が音楽をキッカケに向き合う事ができたという話。
      僕は誰とでも合わせられます!とか言ってる楽器奏者は、誰とも向き合ってない証拠にそんな台詞が吐ける。
      要は、来年誰も聴いてないヒット曲を聴くより、サブスクにも入ってないのに永遠に語り継がれるブルーハーツの、ハイロウズの歌を聴けという話である。


    • 総合評価(10段階):10

    • 読み応え:★★★☆☆

    • 設定:★★★☆☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「原千夏」:★★★★★

    • コメント:とても良かった。
      元ラグビー部男子という、「女子高生で合唱」とは程遠いステータスの自分にも伝わる感動。宮下奈都の作家としてのマッスルを感じた。
      ラグビーを始めた頃の運動がとてつもなく苦手だった自分も、御木元さん状態でマラソン大会を完走していたことを思い出し、歌を歌って応援してくれるというシチュエーションは、開始早々に泣かされた。
      そして何より原千夏である。”彼女がこの作品の主人公なのではないか”と思わせる存在感、魅力、ストーリーがあった。彼女が実在するならば、クラウドファンディングでグランドピアノなんて10台くらい集まっちゃうはずだ。
      個人的には、幽霊見える子の話必要?とも思ったが、そんなことは問題ならないレベルで作品全体の完成度が高く、大満足で読了した。
      現在小2の娘がいつか手に取ってくれることを願って、うちの本棚にも一冊置いておこう。

▼指標解説:★☆☆☆☆<★★★★★
 読み応え: 読みやすい<読み応えあり
 設定:定番 < 独創的
 感動:快適 < ストレス高い
 オリジナル:読者が独自の指標を毎回提示する

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兄が以下母の提案に決定。

 母:銀座「四宝堂」文房具店
 弟:テロリストの家 こっち!


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