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2024.07.09 テロリストの家族 中山 七里


テロリストの家族

著者: 中山 七里
ナレーター: 岩崎 了
再生時間: 10 時間 23 分

    • 総合評価(10段階):8

    • 読み応え:★★★★☆

    • 設定:★★★☆☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「おすすめ度」:★★★☆☆

    • コメント:ミステリーと思って読み進めるが一般家庭に有りがちな問題も描かれおり、共感したりしなかったり。
      二転三転まさかの結末。
      小説家ってすごいわぁ。


    • 総合評価(10段階):7

    • 読み応え:★★★★★

    • 設定:★★★☆☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「オススメ度」:★★★★☆

    • コメント:面白かった。
      兎に角次の展開を早く知りたいと思いながら読み進め、構成が凄いと感じた。
      まいむす課題では過去一次が読みたくなった。
      所属する部署毎の嫌味の質の違い、民度の低いクズネット民の反応、正義を見誤るババア、母の意地、男の喧嘩と女のいじめ、作者は世の中の人間をめちゃくちゃ観察しているに違いないし、それを表現できる事が凄いと感じた。
      タイトルの印象から、この物語は、現実にいてくれたら面白いけどきっと存在しない魅力的な人が出てきて、こういう展開って実際は起こらないんだろうなという気持ちに蓋をして読む事になると思ったが、人間描写が妙にリアルで心底楽しめた。
      ただ!ずーっと真実を予想しながら読んで、見事に大どんでん返しがキマったと言って間違いないんだが、小どんでん返しに感じた。
      こんなに面白かったのに!?これオチ!?みたいな。
      中盤、ある登場人物がパタリと登場しなくなるんだけど、え!?ここでいなくなって良いの!?ここからどうなんねん!みたいな期待値爆上がりしてたんやけど、正直後半残された文量から少し嫌な予感はしてた。
      常に軸として存在し何度も繰り返し出てきたイスラムが、このオチなら新興宗教でも何でも良かったやんって思ってしまったんだからしょうがない。
      おそらくこの作者はもっと面白い作品を書いてるはずだ!間違いない!知らんけど!
      あと父親は家族を殴りすぎ!!


    • 総合評価(10段階):3

    • 読み応え:★☆☆☆☆

    • 設定:★☆☆☆☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「テンポ」:★☆☆☆☆

    • コメント:読了直後の感想は「ちゃんとオチがあって良かった」だった。笑
      え?このまま終わらないよね?大丈夫だよね?と心配しながら読み進めていたけども、心配が心配のまま終わらなかったことに安心した。
      しかし、全体的にみるとこのオチありきで物語が構成されている感が否めない。
      登場人物たちが、なぜその行動をとったのか?とか、なぜ何も言わなかったのか?という行動原理に納得できないことが多く、感情移入できる登場人物がいなかった。それもあってか、物語がずっとモタモタ進行している感じが強かった。
      また、マスコミや世間の人々、同僚がこの家族を糾弾しすぎている点も違和感があった。まだ日本も出てないイスラム国志願者に対して、こんなにもエネルギーを使う程世間の人は暇じゃない。
      そして何より、この家族が全員おバカ過ぎた。物語の中心になる人物たちだが、前述した通り変わった人が多すぎて、行動や発言に感情移入ができない。渡る世間は鬼ばかりと同じで、「報告、連絡、相談」を怠るが故に問題が大きくなるのだ。
      とは言えオチの衝撃の瞬間最大風速はすごかった。ファンの中でもこの作品の評判はそこまで高くないようなので、他の作品も是非読んでみたい。

▼指標解説:★☆☆☆☆<★★★★★
 読み応え: 読みやすい<読み応えあり
 設定:定番 < 独創的
 感動:快適 < ストレス高い
 オリジナル:読者が独自の指標を毎回提示する

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弟が以下母の提案に決定。

 母:泣くな研修医 こっち!
 兄:贖罪の奏鳴曲

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