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2024.06.04 言葉の園のお菓子番 見えない花 ほしお さなえ


言葉の園のお菓子番 見えない花

著者: ほしお さなえ
ナレーター: 由野 ロビン
再生時間: 7 時間 44 分
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    • 総合評価(10段階):8

    • 読み応え:★★★★☆

    • 設定:★★★★☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「こうじんさん」:★★★★★

    • コメント:タイトルに誘われての選択だった。
      しかし、淡々と語られる若い女の子の日常の話しが
      このペースがずっと続くの?
      と思いつつ読み進めるうち
      ついつい引き込まれていた。
      この作品で初めて連句というものを知った。
      俳句番組を見るのは好きだったが自分一人で作るのはかなり厳しい。
      しかし、いつかは触れてみたい世界だった。
      連句なら!?と思わせてくれた。
      祖母と一葉の関係もほっこりできた。
      連句の会のメンバーそれぞれも魅力的だったし、年齢を超えたこんな上質な関係が持てたら素敵だ。
      我が町には無いのだろうか。
      とりあえず『歳時記』を買い、連句についての本を読んでみよう。
      もちろん和菓子で1人お茶会をしながら。


    • 総合評価(10段階):10

    • 読み応え:★★★★★

    • 設定:★★★★★

    • 感動:★★★★★

    • オリジナル指標「おすすめ度」:★★★★★

    • コメント:好きな物が詰まった本でめちゃくちゃ楽しめた。
      この本を読むまで連句という存在すら知らなかったけど、なんか凄い分かる!みたいな部分がありました。
      崩してはいけないルール下、例えばメロディ、文字数は決まっている中どんな言葉を選ぶか?という歌の詞の世界の方が、ただただ散文を書くより表現しやすいと言うか、楽しめるみたいな。
      ルールが無い事が自由では無く、ルールを超えた瞬間が自由、そんな感じでしょうか。
      自由に楽しめる世界が、俳句では無く、小説でも無く(蛍ちゃん除く)、詩でも、詞でも、音楽でも映画でも絵でも無かった、連句だった人達の歴史と今の話です。
      バンドの誰かが書く詞でも、チームの誰かが決めるトライでも無く、言葉の作品にもみんなでゴールする物があるんだなぁ、楽しそうだなぁと思いました。
      もう二作目読み終わりそうです。


    • 総合評価(10段階):7.5

    • 読み応え:★★★☆☆

    • 設定:★★★★☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「発見」:★★★★★

    • コメント:とてもやさしい世界観で、読み心地が良い作品だった。
      「連句」という新しいカルチャーを知ることができて、勉強になった。
      文学の世界にもチームワークを必要とする種目(?)があることに驚き、また物語の中で繰り広げられるチームワークも楽しむことができた。
      特に大きな問題も起きないし、何も解決しないけども、それが悪い影響を及ぼしていない。それでいて面白い。
      個人的には登場人物たちに人間味があって、良い人風に書かれているが皆に解釈の余地があるところが、リアリティがあったし、受け取る側がこの物語を通して”考える”ということを体験できて、とても良かったと思う。

▼指標解説:★☆☆☆☆<★★★★★
 読み応え: 読みやすい<読み応えあり
 設定:定番 < 独創的
 感動:快適 < ストレス高い
 オリジナル:読者が独自の指標を毎回提示する

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母が以下の提案に決定。

 兄:おそろし 三島屋変調百物語事始 こっち!
 弟:成瀬は信じた道をいく

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