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2024.06.18 おそろし 三島屋変調百物語事始 宮部みゆき
![](https://assets.st-note.com/img/1718453562224-Y1xEBtcqWH.jpg)
著者: 宮部 みゆき
ナレーター: 波乃 りん
再生時間: 14 時間 13 分
リンク
母
総合評価(10段階):5
読み応え:★★★☆☆
設定:★★★☆☆
感動:★★★☆☆
オリジナル指標「読後感」:★★★☆☆
コメント:怖い怪談話かと読み始めたが、怖いと言うより、人間の弱さ、醜さ、悲しさ、哀れさ、優しさ、などなど。
人の話を聞きつつ、自分の身の上に起きた事も整理されていく。
おちかは17才の若さで何とも賢い。
再読してみよう。
兄
総合評価(10段階):5
読み応え:★★★★☆
設定:★★★☆☆
感動:★★☆☆☆
オリジナル指標「オススメ度」:★★★☆☆
コメント:時代小説にしては読みやす過ぎるというくらい、サラサラと最後までいってしまいました。
(現代で使わない言葉はほぼ出てこないので、Google先生、辞書要らず)
怪談物と括られると読んだ事は無いけど、怪談物と聞いてなんとなく想像するものよりは楽しめたんじゃないかと思う反面、宮部みゆきの怪談に期待し過ぎた感は否めない。
怪談話では無いけど、霊とか超常現象物は、科学的なアプローチもありつつ、科学では説明できない不可思議現象が「結局あれなんやったん!」で終わってしまう、、みたいなのが好きなんです。
中島らものガダラの豚とか、本じゃないけどドラマのTRICKとか。
本作は時代小説ホラーという事で、科学視点は無いとしても、人間が生み出した恐ろしい事象を心霊現象という事にしてしまうみたいな?なんかそういう「人間怖っ!え?でもそれだけじゃ説明できなくね?」みたいなのを期待していたんですが、これはそういう趣旨の物では無く、普通におかしな事が起きます。
西尾維新のアニメ、化物語っぽい世界観を脳内に描きながら読んだ感じです。
個人的に「幽霊」とか「ゾンビ」とか「妖精」みたいな世界はあんまり面白いと思わないので、オススメ度は低めになりました。
弟
総合評価(10段階):6
読み応え:★★★☆☆
設定:★★★☆☆
感動:★★★☆☆
オリジナル指標「ふぁんたじー」:★★★★★
コメント:良くも悪くも、グラコロ作品。
「おそろさ=小麦粉」とするならば、クリームコロッケをパンで挟んだグラコロのような作品だったと思う。
ファンが多く待ち望まれているが、それぞれを丁寧に作り上げた料理のほうが好みの人もいるというか、上品というか。。。
何はともあれ宮部みゆきって天才なんだとは思った。
あと、松太郎の話については、世の中条件がそろえばコ〇してもいいやつっているよなって本気で思えるほど悲惨な話だったので、物語の説得力が強まっていたと思う。
その反面クライマックスの「なんでこの子が終止符打てるの??」という無理やり感を私は感じてしまい、総合評価がこのスコアになった次第である。
▼指標解説:★☆☆☆☆<★★★★★
読み応え: 読みやすい<読み応えあり
設定:定番 < 独創的
感動:快適 < ストレス高い
オリジナル:読者が独自の指標を毎回提示する
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兄が以下母の提案に決定。
母:変な家
弟:インドの食卓──そこに「カレー」はない こっち!