2024.04.24 凍える牙 乃南 アサ
著者: 乃南 アサ
ナレーター: 大森 ゆき
再生時間: 13 時間 8 分
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母
総合評価(10段階):8
読み応え:★★★★★
設定:★★★★☆
感動:★★★★☆
オリジナル指標「不器用な皇帝ペンギン」:★★★★☆
コメント:うっかりしていて急遽選択した作品だったが中々面白かった。
ハードな任務に就いてる女性刑事、男社会の中でブレずに任務をこなす姿はいじらしい。
小さいオバァはかつては小さいお嬢さんであった訳で、当時気持ちは貴子に近いものを持っていたなと懐かしく思った。
残念ながら、貴子程の強さを持ち合わせてはいなかったけれど。
登場人物の様々な人生を思うと辛くなる。
キチンと思いを伝え合えていれば、身勝手な考え方をする者がいなければ、こんなんにも悲しく不幸な者を生まずに済んだはず。
兄
総合評価(10段階):6
読み応え:★★★★★
設定:★★★★★
感動:★★★☆☆
オリジナル指標「オチ」:★★☆☆☆
コメント:とても読みやすく、文量を感じさせないくらい先が気になる話だった。
課題以外でミステリをあんまり読まない僕でもサクッと読んでしまえるのは、作者の文章力が成せる技だと思う。
ただ、ミステリと言えば、ラストのどんでん返しや、犯人男やったんかーい!とか、作者の巧妙なトリックを期待してしまう僕としては、この話の意外性は、凶器が犬だという事のみだと思う。
とは言え、犬好きな人に薦めたら楽しめる話でもないので、オススメ度6とさせて頂きました。
弟
総合評価(10段階):5
読み応え:★★★☆☆
設定:★★★☆☆
感動:★☆☆☆☆
オリジナル指標「犬飼いたい度」:☆☆☆☆☆
コメント:一言で表すなら、「だからなんやねん」(笑)。なんとなく刑事ドラマを見ているような感覚で読み進めた(普段は刑事ドラマは全く見ない)。
人体発火、ベルトのギミック等は興味をそそったが、その後の展開にはちょっと無理矢理感を感じてしまいのめり込めないまま読了。完全に好みの問題だとは思う。
音道さんは魅力的だったので、音道シリーズはまた読んでもいいかなと思った。
やっぱりドラマ化や映画化されている作品って、いまいちな事が多い気がするのは私だけだろうか。。。
しかし、1996年に書かれた作品だと思うと、センスを感じる。
▼指標解説:★☆☆☆☆<★★★★★
読み応え: 読みやすい<読み応えあり
設定:定番 < 独創的
感動:快適 < ストレス高い
オリジナル:読者が独自の指標を毎回提示する
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母が以下弟の提案に決定。
兄:歌われなかった海賊へ
弟:おつかれ、今日の私。 こっち!