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2024.09.12 銀座「四宝堂」文房具店 上田 健次


銀座「四宝堂」文房具店

著者: 上田 健次
ナレーター: 児玉 卓也
再生時間: 8 時間 49 分

    • 総合評価(10段階):8

    • 読み応え:★★★★☆

    • 設定:★★★★☆

    • 感動:★★★★☆

    • オリジナル指標「おすすめ度」:★★★★☆

    • コメント:文具にまつわる物語り。
      どれも文具好きには中々面白い作品だった。
      『万年筆』
      祖母、母親、娘それぞれの立場で考えてみるに、中々無い状況。
      一言では語れない思いが残った。
      70年代、「高校進学祝いに万年筆」が一般的だった。
      叔母の嫁ぎ先が文具の卸業だった事もあり、新モデルの情報を知り、パイロットのステンレス製首軸一体型という女子高生らしからぬ物を買ってもらった事を思い出した。
      格好つけたいお年頃だったんだろう。
      捨てられない病の私だが、現在それは手元に無い。
      とても残念な事だ。
      四宝堂で万年筆やガラスペンを試してみたい。


    • 総合評価(10段階):5

    • 読み応え:★★★☆☆

    • 設定:★★☆☆☆

    • 感動:★★★★☆

    • オリジナル指標「オススメ度」:★★★☆☆

    • コメント:感動した。
      後半に向けて面白くなっていく感じ。
      の割に評価低いのは「まさきとしか」作品にハマっており、日常に潜むダークなミステリから、こちらのほんわか日常系に上手く移行できなかった。
      最初、誰の作文読まされてんねん!って感じで全然頭に入って来なかったのはきっとそのせい。
      良い話だったけど、モンブラン、キャンパスノート、ロディアのメモ帳絶対買いたい!って気持ちさせてくれたら、最高の小説だと思うので、続編に期待。


    • 総合評価(10段階):7

    • 読み応え:★★★☆☆

    • 設定:★★★★☆

    • 感動:★★★☆☆

    • オリジナル指標「次読みたい度」:★★★★☆

    • コメント:過剰なインパクトなし。でも聞いてられる、それがシリーズもの。
      文房具が好きな私個人としては、もっと各物語の主人公と、タイトルになっている文房具の紐づけ(この文房具じゃないといけない意味)が強い方が楽しいと思った。しかし、各物語の主人公が共通の登場人物である店主タカラダではなく、お客さん側であるのは面白い設定だったと思う。あとじわじわと登場人物の人となりが分かっていく演出も悪くなかった。
      ちなみに銀座には同名の文房具店があるらしいので機会があったら前を通ってみたいと思う。

▼指標解説:★☆☆☆☆<★★★★★
 読み応え: 読みやすい<読み応えあり
 設定:定番 < 独創的
 感動:快適 < ストレス高い
 オリジナル:読者が独自の指標を毎回提示する

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母が以下兄の提案に決定。

 兄:海辺のカフカ こっち!
 弟:バッタを倒すぜアフリカで

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