ハリネズミに学ぶ人との距離感〜他人との生活〜
寒い日に2匹のハリネズミがお互いのトゲで刺し合わず暖をとれるくらいの距離が人間関係でも丁度良いと何かで読んだ
意識していてもなかなかできるものじゃない
重度訪問介護となると距離はさらに密接で難しい
利用者本人はヘルパーさんにほぼ初対面から
長時間身体を預け緊張し身体もこわばる
利用者家族も生活をある程度見られる
ヘルパーさんがいてくれる安心感もありつつ
慣れない方だと本人も家族も落ち着かない
ヘルパーさんも独居でない分やりにくさはあるはずで家族との相性
一つ屋根の下ならではの問題
電話•ゲームの話し声•電気のオンオフ
いろいろ目につくと思う
察してくれる人もいるし
電気代や洗濯物をみて服の値段などを聞いてくる人もいる
本当に人それぞれだ
基本夜勤のヘルパーさんは仮眠OKとされていて
深夜の過ごし方は様々
報告書を書く方や
翌朝を見越して準備してくれている方
スマホを操作している方もいる
馴れ合いになりすぎると
夜中寝られてしまいブザーを鳴らしても
起きてもらえなかったり
家族もプライベートに踏み込まれたり
良くも悪くも生活をコントロールされそうになってしまう
かといって普段から距離をとりすぎていると
ヘルパーさんがどんな人なのかわからず
お任せすることに不安がよぎるし
母に起きた日々の変化を伝えづらい
シェアハウスとも同居とも違う生活
金銭は発生している親戚とも友人とも違う
不思議な関係だ
需要と供給のバランスが崩れているので
上下関係がかわりやすい独特な世界でもある
しばらく在宅介護を続けてみて
お互いが長時間無理なく過ごすためには
一人一人のヘルパーさんと
コミニュケーションの取り方を工夫することが大切と学んだ
得意なことをなるべくお願いし
苦手そうなことは他の曜日へ回す
落ち着いたのは基本1人週1回きてもらうこと
会話も楽しく新鮮で馴れ合いになりすぎない
ケアに慣れてもらうという点では反論もあったが
いまのところは大丈夫そうだ
コミニュケーションを無理せず取れる方
とのお出かけは気分転換にもなる
ヘルパーさんの中にはピンチを一緒に乗り越えてくれ体を張ってくれた方もいたので
引き続きハリネズミの距離でつかずはなれず
末長くいてほしい
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