インターネットの近未来
シンポジウム・3 <糖尿病とインターネット>
3.インターネットの近未来
鈴木 吉彦
糖尿病学の進歩(第32集) 、日本糖尿病学会編、診断と治療社、東京、1998年
115ページから120ページ コピーライト、©鈴木吉彦
インターネットは糖尿病の治療上の重要な役割を担う情報伝達手段となるのは間違いない。その技術は日々進歩している。筆者は、ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社が運営するインターネット接続プロバイダ―So-netにて、健康医療情報に関する責任医師として勤務し、「Medical Profession」の管理責任者として、日々、実験を指揮してきた。インターネットの世界では企業間の競争が激しく、ソニー以外の会社の動向については秘密事項も多いため、一般論として論じにくいため、本稿では、ソニーのシステムを中心に、インターネットの近未来について解説してみたい。
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