プラスαのインターネット活用術10
Medical Tribune 2000年4月13日 38ページ ©︎医学博士 鈴木吉彦
リンクが抱える問題 “著作権が犯される”
インターネットにおける著作権は、基本的に印刷物や放送などの著作権と同様の保護を受けることができます。
例えば、自分が作ったホームページにある内容は、そのホームページを製作した人のものです。著作権を主張するには、ホームページの画面下に「Copyright…」と記載します。
ところが、インターネットの場合、あるホームページのあるページから、他人がつくったホームページのあるページまで、直接、リンクを貼る事が可能です。そうなると、自分が作った内容でないものでも、あたかも自分が作ったもののように見せたりすることが可能になります。特にフレームを使ったホームページの場合には、その可能性が高くなります。
ですから、リンクされる可能性が高い人気のページを持っているホームページでは、必ずそのホームページのトップページ(つまり、最初に現れるページ)にリンクは許可するけれども、中のページに直接リンクを貼るのは断る、と宣言しているホームページもあります。あるいは、どのページにリンクが貼られてもよいように、各ページの画面下に必ず、copyrightの宣言をする1行を入れておくようにしているホームページもあります。
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