人生の100のリスト - No.40: 2回目の転職をする
ぼくは以前こんなnoteを書いた。
ぼくは転職を一度経験している。
そして、今年に入ってまた転職をした。
つまり、2回目の転職をしたことになる。
ぼくがなぜこの転職をしたのか。
なぜ2回目の転職をする、が人生の100のリストの1つなのか。
今はどうなのか。
そんなことを書いてみる。
「やりがい搾取じゃないか。」
ぼくは前職では、結構働いていた。
1日に12時間会社にいる日なんてザラにあった。もちろんこんなのは自慢じゃない。自慢にもならない。
前職では自社サービスの開発で、スキルが合った人がぼくしかいなかった。
もちろん自分一人でものを作る、ということは、その時のやりたいことではあったし、経験にもなったけど、続けようとは思わなかった。
なぜなら、やりがい搾取がだんだんとひどくなってきたからだ。
もちろんこのときに、経営者に交渉したりすることもできたけれど、人が「はい、そうですか。」といってそう簡単には変わらないし、その経営者の性格を鑑みれば尚更だった。
だから、
「この会社は踏み台にして、利用してやめよう」
と思った。
そのときに人生の100のリストに、2回目の転職をする、を書いた。
ここでのポイント
→やりがい搾取を感じたら、その会社での経験を踏み台にして転職する。
転職してどう?
今の会社でも前職同様、エンジニアとして働いている。
開発は、受託開発をメインにやっている会社だ。
ぼくが受託開発の会社を選んだのは、自分には受託開発が向いていると思ったから。
働いている人の殆どがエンジニアで、雰囲気とか、環境とかは今までの経験の中でもドンズバでいいと思う。
土日は必ず休みだし、誰も怒ったりしない。
誰かが誰かを口汚く攻めることもない。
なにか悪いことがあったりすると、「自分になにか責任がある」と考えるような空気感がある。
それでも慢心することなく、一つ一つ疑ってかかるスタンスもある。
そういったことが仕組み化されているところが好きだ。今の会社。
まさか自分が会社を好きになるとは思ってなかった。
そもそも会社なんて好きになる必要はないんだし。
ここでのポイント
→自分に合ったと思える会社は無い、こともない。
「これがホワイト企業か。」
今の会社では多くの人がリモートワークで働いている。
一方で、前職もリモートワークはOKだった。
なにが違うかといえば、前職の場合はリモートワークを経営者のいいように解釈されて、
リモートワークOK = いつでも働けるなら、土日に仕事振ってもいいでしょ?
というような、ところがあった。
今の会社では、そのへんはちゃんとしたルールや仕組み化がちゃんとされている。
時間外労働、土日出勤にも給与がちゃんと出たり。。。生憎、ぼくはベンチャーしか経験してきてないので、それが当たり前なのかどうかはわからないけど、大手とかはちゃんと出ると思う。きっとそうなんでしょ?
あ、ついでに他にも、
- 定時で帰る(そういう空気感)
- 自分の開発PCを買ってもらえる
- コーヒーもお菓子もフリーで食べていいよ
とかとか、環境としては結構恵まれてる。
開発で助けてほしいときには助けてくれるし、そうでないときでも助けてくれたりする。
受託開発なので当然納期があるけど、無理に納期に押し込もうとしたりはしない。
「これがホワイト企業か。」
ここでのポイント
→結局、当たり前のことが当たり前になっている会社がいいよね。
慣れるという怖さ。
ただこういう環境をデメリットと言うこともできる。
人間は慣れる。
周りが助けてくれるということは、自分でそこまで求めなくてもことが進むということ。
頭はあまり使わなくてもいいシーンが多いということ。
良くも悪くもこういう仕組み化がされている。
これに慣れてしまえば、いわゆる「ゆでガエル」状態だ。
そう考えると慣れるというのは、怖いものだ。
そうならないためにも、そのバランス感覚は失わないようにしないといけない。
自分の身は自分で守る。
自分のキャリアは自分で守る。
ここでのポイント
→ホワイト企業に慣れると、ちゃんと「ゆでガエル」になる。
周りから受ける刺激。
1回目の転職をすると、会社を辞めることに少し慣れる。
会社にいないと生きていけない、みたいな意識が薄くなる。
これは1人でやっていこうとと思う人にはいいかもしれない。
働いている人の中には、別に会社を持っていたり、フリーで仕事を受けていたりする人もいる。
そういう人が周りにいるといのは、自分のキャリアモデルとして、刺激的であるし、自分が持てるスキルを会社に提供しているという感覚が感じられる側面だ。責任を持って仕事がやれる。
ここでのポイント
→自分のキャリアモデルになりそうな人がいると、刺激的。
自分の卑屈さに気づく。
一方で、ぼくの問題について。
ぼくは周りの助けや優しさに、疑いを持ってしまったりする。
助けてもらったら素直に「ありがとう。」と思えない自分がいる。
そういう卑屈な自分がいることに気づいた。
周りから良く思われたいのに、自分はそうやって疑ってかかってしまっていることに気づいた。
そういうシーンが多くある。
自分が人を見下したり、口汚かったのは自分であることに気づいた。
きっとそういう環境に慣れてしまっていたんだ。
人間は良くも悪くも周りから影響を受ける。それも無意識的に。
とにかく周りの影響を受けずにはいられない人間。
それを慣れというのかもしれない。
ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎にこんな一節がある。
人間の最大の武器は習慣と信頼だ。
この会社では、人間的に良い影響を受けていけたらいいな、と思っている。
ここにいれば、そういう人間に変われる、と思っている。
人を疑わずに、素直なキモチを手に入れるをことをやっていきたい。そんなことを思いつつ、ぼくの人生のリスト、No.40: 2回目の転職をする、は達成された。
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