「好奇心がある人 = 怒らない人」である理由
僕はシステムエンジニアをしながら、会社における組織づくりやマネジメントに関わっているなかで、毎日怒る人もいれば、まったく怒らない人もいます。
その違いを好奇心がある人 = 怒らない人である理由というテーマで解説していきます。
怒りっぽいのをやめたい人、人に怒られて凹んでしまっている人はぜひ読んでみてほしいです。
人は経験がないことに直面すると、怒ってしまいがち
人は経験がないことに直面すると、怒ってしまいがち。
そもそも動物というのは、環境や状況ができるだけ変化しないようにする性質、ホメオスタシスというものがあります。
これは種の繁栄においてできるだけ安全な選択肢を取ることで子孫を増やす可能性を高めるための大事な性質です。
これは当然、人にも当てはまって自分にとって経験したことがないものを受け容れようとすることは、リスキーな選択肢でありストレスに感じてしまうようにできています。
例えば会社の上司の意見に反対すると、上司と部下の間で衝突してしまうことがあったりして、それは上司側のホメオスタシスによるものかもしれません。
そういうホメオスタシスによる積み重ねは、自分の経験したことが正しいと思うし、価値観を形づくっていきます。
そして結果的には誰かを怒ること、嫌がらせをすることで、悪口を言うことで他人の押さえつけて、自分が経験したことがないことをしないでいいように仕向けてしまいがちです。
好奇心が優しさになる
周りの変化を受け容れられないようにするホメオスタシスという性質に対抗するものがあるとするなら、それは「好奇心」。
「好奇心」を調べてみると
知らないものは知ろうとする好奇心があれば、知らないこと(経験がない)に対して柔軟に対応しやすくなるし、他人の言うことや考えを受け容れやすくなります。
そういった意味で好奇心は優しさにつながるんです。
知らないことを受け容れるストレスに好奇心で対応する
誰にとっても知らないことを受け容れることは大なり小なりストレス。
知らないことを受け容れるストレスは、感情として体の反応として何も感じなくなるということはなく、これは少しずつ慣れていくしか道はありません。
そのためには自分の中の「普通」、「当たり前」、「常識」を捨てて、
相手は相手、自分は自分と切り分けて、すり合わせることが大事。
相手も毎回なにか悪いことをしようとして、あなたに怒ってきたり、
嫌がらせをしてきたりしているワケではないはずです。
そうやって暮らしていくための手始めとして「普通は」「当たり前」「常識でしょ」という言葉を使うことをやめるところからはじめてみるのはどうでしょう?
そんなところで今回は「好奇心がある人 = 怒らない人である理由」を閉めておきます。
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