発達障害者 結婚への道のり ~前書き~
※写真は本文とは関係ないけど、昨日撮りにいった紫陽花さんです。
私は軽度の発達障害者(自閉症スペクトラム障害)である。
20代後半の時(私は時系列の感覚があんまりないので何歳かはよく覚えていない…)、会社での困り事が発端で、精神科にて知能検査と心理検査を受けた後に、医師から診断されてる。
今の主治医によると、大人になってから診断される人は軽度の人が多いのだとのことで、「軽度の発達障害」ということにしておく。度合いは人それぞれだと思うし。
さて、そんな私だけども、ある精神疾患を持つ男性とお付き合いを始めて、この8月で3年目が終わろうとしている。
以前から「結婚」の話は出ていた。
去年のハロウィンの日に、彼からいわゆるプロポーズのような感じで、言っていただいてもいた(ハロウィンだったからまだ覚えていられる…)。
話は出ていたのだけれども、お互いの心身の不調の波があったり、(主に私の)金銭的なことがあったり、なかなか踏ん切りがつかずに今まで来てしまった。
ちなみに私の金銭的な面とは、「貯金がないこととお金の管理が壊滅的に下手なこと」ことである。
なんだかんだと先延ばしにして来たのだけども、「結婚して家庭を築きたい」という2人の間の共通の意志は変わってこなかった。
それって、結構すごいことだなぁとも、思ったりするんだけど。
そして先日、とうとう彼から「そろそろ現実的に結婚について動き出そう」という話が出た。
それは素直に嬉しかった。
好きな人に一緒にいたいといってもらえるのは、とても嬉しいし、幸せである。
実際、「結婚する」だけならば、婚姻届にいろいろ書いて判子を押せば、戸籍上?は今すぐにでも結婚できるんだと思う。たぶん。結婚式と披露宴はしない人だっているんだしね。
ただ、婚姻届の後には「生活」が待ち構えているのだ。発達障害者である私が心配なのはそこであった。
今まで頼っていた親元を離れて(私の場合母は既に他界しているので父だけど)、精神疾患のある彼と発達障害者の私が、2人で生活を営んで行けるのか…?
彼の方は、あまり問題がないように思える。安定して働けさえすれば。
問題は私の方により多くあるような気がするのだ。
まず、私は料理が好きではない。これについては自分でもまだ分析しきれてないので微妙なところだけど、全く作れないわけでもないけど、バランスのいい食事とか、栄養面を考えた食事とかに「あんまり興味がない」のだ。これは長くなりそうなのでまた別の投稿にしよう。
そして、金銭管理が壊滅的に下手である。
これは発達障害者あるあるなのかもしれないけど…。
私は会社からいただく給与に加えて、(今現在は)障害基礎年金を受給させていただいている。給与は確かに少ない方かもしれないけど、実家暮らしであることや年金のことを加味すると、お金がもらえてないわけじゃないはずなのだ。
しかし、なぜか給料日前、というより、給料日から半月も過ぎれば通帳の残高が予想とは違う事態に陥ってしまうことがほとんどであった。
結婚は嬉しい。
しかし、その後に続く2人の生活が上手くいかなければ、結局2人は色んな意味でダメになってしまうのではなかろうか。
もちろん令和のこの時代、しかも共働きの予定、私だけが家事をするわけではない。彼もやると言ってくれている。
しかし、事前にある程度のプランを立てておいたり、ある程度出来るようになっておかないと、絶対に行き詰まる時が来る。
それに、いつも1人でなんとかしなければと抱え込みがちな私の性格も鑑みて、彼にちゃんと協力して欲しいことを依頼するためにも、そこはある程度きちんと考えておかなければ。
もちろん、結婚後に起こることがすべて予測できるとは思っていない。
けれど、せめて、今予測できることには対策を打っておきたい。
というわけで、発達障害者の私が幸せに結婚して、その後の生活を送っていけるようになるための、ある種の「花嫁修業」の試行錯誤を、このnoteに綴って行けたらいいなと思う。
読んでくださった方がいたなら、ぜひ、ひっそりとでも応援してくださったら、嬉しいな。