はじめてのiPad(6) - Apple IDについて(2)Apple IDを作成する
前回、Apple IDとは何かについて説明しました。
これまでiPhoneや別のiPadを使っていてApple IDを持っており、授業用のiPadにも(そのデメリットも理解した上で)そのApple IDを使う場合は、新規にApple IDを取得する必要はありません。しかし、プライベートと仕事を分けたい場合には、新しいApple IDが必要です。
今回は、教員が授業用のiPadに使うApple IDを新たに作成する方法について紹介します。
Apple IDは誰でも無料で作成・維持できる。
Apple IDは誰でも無料で作成できます。そして、追加の有料のサービスを利用しない限り、IDを維持するのにも費用はかかりません。
iPadで使うApple IDを作成する方法には、大きく2つの方法があります。
方法1) Appleのサイトから作成する
Apple IDのサイトにアクセスしてApple IDを作成できます。
ページの右上にある「Apple IDを作成」のリンクから新規でApple IDを作ることができます。Appleのデバイスを持っていなくてもApple IDを作成できます。
ただし、この方法でApple IDを作成する場合には、メールアドレスが必要となります。お持ちのメールアドレスが、Apple IDになります。
方法2) Appleのデバイスから作成する
Apple IDは、Apple IDを必要とするデバイスからも作成することができます。iPadであれば、セットアップの途中や設定アプリから作成することができます。
AppleのデバイスからApple IDを取得する場合の利点は、メールアドレスを持っていなくてもApple IDを取得することができることです。この場合は、新規に@icloud.comのメールアドレスを取得でき、そのメールアドレスがApple IDになります。
ご自分のiPadでれば、この方法でApple IDを取得するのが、自然だと思います。
AppleデバイスからのApple ID作成には注意
以上の2つのことを考えると、AppleデバイスからApple IDを作成するのが良いように思いますが、実はAppleのデバイスから取得できるApple IDには取得できる個数に制限があるようです。具体的な個数は分かりませんが、それほど多くはないようです。
このことは、個人が使う場合にはほとんど問題になることはないと思いますが、学校から教員や児童生徒に貸与しているiPadを私物と同様に使うような場合には、注意が必要です。
例えば、教員や児童生徒が自分のApple IDを貸与されているiPadのセットアップ途中や設定アプリから何人が作成した場合、それ以上、新規にそのiPadでApple IDを取得することはできなくなります。
このことから、組織として整備しているiPadからの個人が利用するApple IDの取得については、方法1のサイトからの作成をするべきだと思います。(作成用のメールアドレスの準備は別な問題ですので、ここでは割愛)
ちなみに、iPadのsafariから方法1で作成するのは、方法2には該当しません。
Apple IDの作成の詳細
Apple IDの作成については、Appleのサイトも参考にしてください。上記で紹介した2つの方法の他に、MacのAppStoreやWindowsのiTunes Uから作成する方法についても解説されています。
次回は、過去の資産をどう活かすか。
これまでApple IDをお持ちでなかった場合、このApple IDを使ってiPadを運用していくことができますし、過去のしがらみもありません。
しかし、これまで別なApple IDを使っていた場合は、そちらで購入したアプリや書籍等を利用することは、新しいApple IDではできません。次回は、以前のApple IDで購入したアプリ等を利用する方法について、説明したいと思います。
※この記事の内容は、2020年4月の話です。
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