はじめてのiPad(1) - iPadを選ぶ
新学期に向けて、どのiPadを買えばいいのか、という相談をされます。
基本的には、どのiPadでも出来ることは変わりません。
しかし、実際には快適さやアクセサリなどを含めると違いがあります。
都度都度、説明するのもめんどくさいので(笑)、先生方が授業で使うiPadを買うことを前提にiPadを買ってセットアップするまでの色々を何回かシリーズで書いていきたいと思います。(1回目だけでも、書いてみたら想像以上に長くなったので、分割しました。今後、何回シリーズになるかは不明。)
アップデート情報
この記事は,2020年3月の公開後,2021年7月に更新しました。
画面の大きさで選ぶ
この記事を書いている2021年7月現在で、iPadには画面の大きさで3つの種類があります。
大きいやつ:iPad Pro 12.9インチ
普通のやつ:iPad Pro 11インチ、 iPad Air(10.9インチ)、 iPad(10.2インチ)
小さいやつ:iPad mini(7.9インチ)
おそらく、授業で使うことを考えると「大きいやつ」は、大きすぎると思います。「普通のやつ」にするか「小さいやつ」にするかは、好みです。
ただ、iPadで教材を作ることを考えると、個人的には、「普通のやつ」がオススメです。私も以前、「小さいやつ」を使っていたが、持ち歩きには良いが、作るのには小さかったからです。
以後、主に「普通のやつ」をターゲットに話を進めます。(が、基本的に「大きいやつ」も「小さいやつ」も話は同じ)
コネクタで選ぶ
実は、「普通のやつ」は、充電やアクセサリを繋ぐコネクタで大きく2つに分けられます。
USB-C:iPad Pro, iPad Air
Lightning:iPad
USB-CであるiPad Proは、アクセサリの汎用性があります。例えば、別な回で紹介したいと思いますが、プロジェクタ等と接続するためのアダプタも汎用の安価なものが使えたり、USB-CなUSBメモリもそのまま挿せたりするメリットがあります。
一方で、LightningはiPhoneでも使われているコネクタなので、アクセサリがiPhoneと共用できるというメリットもあります。
どの「普通のやつ」を買うのか
はじめてだろうがなんだろうが、予算の問題がないなら「iPad Pro 11インチ」がオススメです。たぶん、使える期間も長い。金はないけど、ガジェット好きな人ももちろん、「iPad Pro 11インチ」です。
ただ、正直、普通に授業をするだけなら多少、iPad Proはやり過ぎであるとも言えます。そこで現実的な事を考えると、価格等を考えるとバランスが良いのは、iPad Air(10.9インチ)ではないかと思います。
もちろん、まずは使ってみたいというなら普通の「iPad(10.2インチ)」でも良いと思います。
結局、あなたならどれを買うの?と言われれば、
iPad Pro 11インチ一択。
です。
一方、周りの普通の方々が買うなら、
予算的に無理がないならiPad Pro 11インチ。
そうでなければiPad Air。
と答えます。
全てにおいて「よく分からないから安いやつ」という方々がいます。しかし、私が敢えて言いたいのは、よく分からないからこそ、高いのを買うのが正解であるということ。iPadに限らず、安いものは、安いなりに快適にできないことがあったり、制限を受けることがあります。だから、よく分からないなら、高いのを買っておけば、できないことはないのです。
どの容量を買うべきか
どのiPadを買うかが決まったら、次は容量です。
現行品のiPadの容量の違いは次のとおりです。
iPad Pro(12.9/11インチ) 128GB/256GB/512GB/1TB/2TB
iPad Air(10.9インチ) 64/256GB
iPad (10.2インチ) 32GB/128GB
iPad mini(7.9インチ) 64GB/256GB
買ってはいけないのは、32/64GB。少なくても128GB、できれば256GB以上を買った方が安心です。
初めてだから、そんなに容量がなくてもいいと思うかもしれませんが、初めてだからこそ、どうなるか分からない。後から足せないことを考えれば、ある程度のものを買ったほうが、空き容量などを気にせず使えます。
実際、使い始めると、想像以上に写真やビデオが増えていきます。ここでも,容量は大きいに越したことはないのです。
まだ買ってはいけない
ここまでくると、だいたい自分が買うモデルが見えてくる。価格の比較もできます。
しかし、まだ買ってはいけない。
この先には、ペンやキーボード、ケースの問題のほか、Wi-Fiモデルがいいのか、Cellularモデルが良いのかという問題もあります。ここでこれが良いと思っても、思っていたキーボードが使えないとか、ペンが違う物が良いなどの理由で、選択が変わる可能性があります。
そんなわけで、次回以降、さらにこの辺を考えていきます。
※この記事の内容は、2021年7月の話です。
続きはこちら。
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