世界最長のお祭り!ツールドフランス!
ツールドフランスに行って参りました!
今週はなにかとバタバタとしておりまして、ストックの記事があるのに更新が滞るという状態でありました。
ストック記事はタイムリーではないので、なるべくタイムリーなものがあるときは素早く出したいと思ってはいるのですが、なかなかうまくいかず。
そんなバタバタを作り出した一因でもあるツールドフランスについて今回は語っていきたいと思います。
ツールドフランス。
100年以上もの歴史を誇るフランスのお祭り。
私自身ロードバイクに乗りはじめる以前から、なんとなく聞いたことがあるような単語だったように思います。
ただその名前だけを知っているような状態で、実際のところそれがなんなのか、どれだけネジが飛んだ人たちがやっているスポーツなのかということを
1ミリも知りませんでした。
ざっくりと説明しますと、
・自転車競技で20日以上に渡ってフランス全土をぐるっと3500kmほど走ります。
・自転車競技でいうところのMLBオールスターゲームのような位置づけで、各チーム、国のスター選手がここぞとばかりに集まってきます。
・一日ずつレースが分かれており、その日の結果だけの順位とその合計で競う総合の順位の2種類があります。
・一位以外にも、山岳賞、スプリント賞、敢闘賞といった賞もあり、定められた特定の場所で得点を獲得して賞の獲得を目指すこともできます。
・これらはチームで争っています。ツールは22チーム各8人ずつでのスタートです。ただ最終日にはリタイア等で人も減り、ゴールできるだけでもすごいと言われています。
・平坦の150kmほどのコースであれば平均時速は45km/h、ゴール前の一位を狙うようなスプリントなら60km/hを越えてきます。これも全て人力です。
とりあえずJ SPORTSさんからコース詳細をお借りしてきました。
今年はベルギーのブリュッセルから始まり(スタートはフランスじゃないことは結構あります)、最後は例年通りパリのシャンゼリゼ、凱旋門でフィニッシュです。
各日、青のところからスタートし、赤のところでフィニッシュです。
短いときは20kmほどのときもありますが、長いときは250kmほどの時もあります。
もっと言いたいことは山ほどありますが、今回はお祭りの面白さを伝えようというコンセプトなので、とりあえず現場で私が押さえてきた写真を見て頂けたらと思います。
会場付近の露店。
この時は選手の紹介だったり場所取りだったりで、皆さん忙しないタイミングだったので人は少なめです。
私はとなり町に住んでいて、公共交通機関の都合上少し遅めの会場入りだったので、着いた頃には露店スペースは空いていました。ちなみに右にある黄色の点とはオフィシャルなショップで各チームのジャージなんか置いていました。
特にチームカチューシャのTシャツなんかめっちゃかっこよかったのですが、私が着ても合わなさそうだったので断念。
手前にいる2人のムシューもチームジャージ柄の服や山岳賞の人が着ることが許されるジャージ柄のものを着用しています。
これがスタート直前の状態です。少しずつゲート近くに選手が集まってきているのが分かるかと思います。
スタートしました。
こちらは動画ですが、選手を全部目で追おうとするとチカチカするので、なんとなく全体を見てください。
ちなみに撮っているときの私は画面をノールックなので、こんな感じになってしまっています。
次はサポートカー。選手が通過していった後ろから追いかけていきます。
リタイアした選手の救済、パンクしたバイクの交換、水等の補給、無線での戦略指示などの役割があります。
戦略指示です。ここでは説明しませんが奥が深い駆け引きがあるんです。
ちなみに各バイクに数字があるのは、選手ごとに綿密なカスタマイズがなされているからです。そしてこれらのバイクは一台100万を下りません。
お次に通るのはチームバス。
中身はかなり豪華らしいです。おそらくマッサージとかできたり、横になれたりするんでしょうね。選手が8人でこのサイズということを考えれば、スタッフ等含めてもかなりスペースに余裕があるでしょうね。
そんな諸々の通過を眺めたあと私はゴール地点に移動です。
今回この日のレースを是が非でも見たかったのはここです。
基本的にレースはある場所からある場所に向かって進むのですが、この日はスタートとフィニッシュが同じ場所だったのです。
それがとなり町となれば休暇を頂いてでも行く価値があります。
2年前にも見に行ったのですが、そのときはスタートだけだったのでゴールにも期待です。
私は出遅れたので見れなかったキャラバンカーなど諸々を見るのにもゴールは便利です。
そしてゴール前5mほどのところを陣取ることに成功。
ここからはゴミ捨てや水の確保等で如何に移動せずに場所を確保できるかが勝負です。
こういうときの1人はなかなかつらいものがあります。
といっても水はひたすらにスポンサーであるVittelのお姉さんが配ってくれるのですけどね。
あとはひたすらに待つのみ。
待っているとたまに一般で走っている方もいらっしゃいました。
子供がレースもしていたりも。
そしてそのあとはキャラバンカーの登場です。
このあたりからはお祭りムード。
スタート地点でキャラバンカーを見た一昨年は、車が動きながら会社のプロダクトを投げたりしてたのですが、ゴール前ではそれはありませんでした。
といってもキャラバンカーが来る前に少し配ったりしていたんですけどね。
それで帽子、服、ペンなどをゲットしました。
はじめのムシューが着ていたAG2Rのやつと同じ服ですね。
このキャラバンカーが30分ほどかけて通過したら、そこでやっとレースの動向を気にし始めます。
この日は有力な選手が転倒したといったこともあり、その情報が入ったときには全体が少しどよめいていました。
最後のゴールスプリントは撮影が困難を極めろくな写真や動画が撮れなかったので、いつかその目で確かめてください。
それかYoutubeを探したら簡単に出てきます。
その後ろの集団のゴールではいくらかいい写真が撮れました。
疲れた表情を見せる選手もいれば、山岳賞(赤いドット柄の服)を引き続き着られることを喜ぶ選手もいたり。その日のレースの順位に関わらずガッツポーズです。
今回私が見たツールはこんな感じでしたね。
本当のツール通からすると道中で観戦するのも面白いとのことなのですが、なかなかそこまで行く足もなく大変です。
ただ今回の記事でみなさまに
ツールの雰囲気、お祭り感、そしてすごいスポーツなんだということが伝わればいいかなと思います。
もっとこれから色々調べていくと、チームカラー、作戦、個人の得意分野とそれを活かした采配など面白い要素はいくらでもあると思うので、よかったらこれを機に「ロードレース」とYoutubeで検索して見てください。