働くということは
自分にとって働くということはどういうことを意味しているのだろうか。
大学生になって、初めてバイトをしてみて、お金を自分で稼ぐという経験をする様になった。
自分で稼いだお金で物を買ったり、どこかに旅行に行ったり、好きな人のためにプレゼントを買ったり。
自由に使えるお金というものを得るようになった。
でも実際は違う。親には学費を払ってもらっているし、大学生という肩書を得られているのも親のおかげである。つまり、自分の生活に必要なお金を自分で全部稼いでいるわけではない。
では社会人になるとどうなのか。就職して一人暮らしして、家賃も食費も全部自分が稼いだお金で暮らしていく。
人は自分の生活を維持するためにお金を稼ぐのだろうか。自分の生活に必要なお金を得るために仕事をするのだろうか。
大抵の人はそうだと感じている。むしろそれが当たり前である。
では、ベーシックインカムのように、働かなくても毎月自分が生きていけるようなお金がある人はどうだろうか。もしくは、どこぞの富裕層の人のようにお金を有り余るほどある人たちは全く働かないのであろうか。
その人たちの声を聞いてみたい。
お金のために働く人。
では、お金があるけど働いている人はどのような思いで働いているのか。
もしくは別の発想で働いていると思っていない人なのか。
僕はその働いていると思っていない人の部分に、本当の豊かさがあるのではないかと思う。
お金を得るためであれば、お金を得る手段なんて今の世の中無数にある。その中で働くという行為でお金を稼ぐことを選択している人はたくさんいる。
自分はもっと働くということに豊かさを持ちたい。
働きたいから働く。
もしくは、自分の使命のために働くという手段を取っているという考え方。
または、働いていると思っておらず、好きなことが自然と仕事になっている。
そんな感覚で働くということを考えることができれば人生はもっと豊かになるのではないかって思っている。
私が今考える働くとは、人生を楽しむ、豊かにする1つの経験である。