2024年度通関士試験を終えて
貿易関連の仕事を数年しているということもあり、
初めて通関士試験を受けてみました。
残念な結果に終わってしまいましたが、
試験から1週間たって気持ちの切り替えができそうなので、
次年度の受験のために記録に残しておきます。
受験動機
受験を決めたのは昨年の冬。
地元にUターン転職したものの、思ったより私にこの土地は合っていなかったらしく、すぐに東京に戻って転職をしたいと思うようになりました。
ですが、せっかく戻るのであれば今より良い条件、かつ、規模の大きな貿易の仕事に就きたいと思い、資格があれば転職時に今より自信をもって活動できるかなと言う、軽い気持ちからでした。
2024年の3月ごろに通信講座の「フォーサイト」に申し込み、勉強を開始しました。
結果
下記が自己採点の結果です。
・業法 31点/45点
・関税法 29点/60点
・通関実務 25点/45点
業法のみ合格ラインである6割に達成しており、他2科目は届きませんでした。。。
試験中に感じたのは、あーこれは落としにきているなということ。
日本は私に通関士資格与えたくないんか、そうなんか、、、と若干ヒステリー構文的な考えが頭の中をぐるぐるしてました。
今回の反省点
<業法>
ギリギリ合格ラインに到達していた唯一の科目。
昨年の過去問ではほぼ満点で取れていた科目なだけに、点数の低さにびっくりしました。
年数の問題でかなり迷ってしまったので、次はしっかり復習して挑みたい。
<関税法>
関税法にいたっては、完全に勉強不足です。
見たことのない問題がたくさん出ていた中では、だいぶ健闘したとは思います。
直前でよく出題されるAゾーンとされている問題にのみ暗記をしぼったのが完全に誤りで、Aゾーン以下の問題にも目を通すべきでした。
<通関実務>
1番苦手としていた通関実務は、申告書作成のところで凡ミスをおかし、輸出・輸入の問題合わせて合計8点失点。
税番と申告金額は間違っていなかったのに、、、このミスがなければ通関実務は合格ラインに達していました。
次年度に向けて
残念な結果に終わってしまった今回の通関士試験。
でも受けてみて本当に良かったと思います。
仕事において、乙仲と話したり、実際に許可書を見ることが多いので、毎日の業務で疑問に思っていることが解消されたり、輸出入時の細かいルールについても知れて勉強になりました。
たとえば、前職で食品を輸入していたときに、貨物のショ糖検査を行っていて、業務的にこなしてはいたのですがなぜ必要なのか疑問でした。
でも実はこれ、ショ糖の%によって税番が分かれるからだったのです。
また、普段触っている原産地証明書等の種類やルールについても理解を深めることができたので普段の業務に活かせています。
あと1年あれば合格できる気がしています。(謎の自信・・・)
でも取ったところで「通関士」として仕事をするつもりは実際のところないのです。
乙仲で働くことも経験になるとは思うのですが、やっぱり私は商社やメーカーでどんどん貿易事務をこなすほうが好きな気がします、世界経済を回しているような気がして(笑)
毎日英語が使えるのも魅力のひとつです。
なので私はあくまでも、自分の自信につなげるために取得を目指していこうと思います。
ただ、履歴書の資格欄に何か増やしたいので、次回の通関士試験までに貿易実務検定C級またはB級の取得を目指し、今から勉強をしていこうと思います。
パラパラ見てみたのですが、通関士試験で勉強したところも少しかぶっている気もするので、まだ記憶がフレッシュなうちにさっさと取得してしまいたいです。
仕事でやり取りをする海外の同僚に落ちたことを話したら、「でもあなたははあなたのベストを出したんでしょ?それでいいじゃない!」と言われて落ち込んでいた心が晴れました。
結果はだめだったけど、試験終了の最後の1秒まで自分のベストを尽くしての結果だったので受け入れて次に行こうと思います。
お疲れ様でした!!また来年!
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