パニック障害 vs わたし
今日はパニック障害についてお話しします。
まず、パニック障害とは、、
突然前触れもなく、動悸、息苦しさ、めまいなどの症状が出現するパニック発作を繰り返し、そのため「またあの発作が起きたらどうしよう」と過度に心配になってしまうのが特徴的です。
わたしがパニック障害と出会ったのは高校1年生の時でした。
わたしは部活がしたくて当時住んでいた県外の私立高校を受験しました。
私立高校ということもあり、親からは勉強で奨学金を貰うように言われていて、入学金・授業料は免除の成績で高校に合格することができました。
しかし部活も夜遅くまで練習し、休日も丸一日練習や試合があったことにより、勉強が疎かになってしまいました。
テストでもクラスの下の方で、奨学金を貰っているというプレッシャーにも押しつぶされそうでした。
高校1年生のテスト終わり、通常三者面談のところ、わたしが親と面談室に入ったら4人の先生がいました。
教頭・学年理事・学年主任・担任の4人が怖い顔でこちらを見つめていました。
面談では親の前でこっぴどく怒られました。
「どうして勉強ができないんだ」
「部活を辞めろ」
「奨学金を剥奪する」
親の前でしたが、4人の怖い大人から怒られているという事実、どうしてわたしはこんなにダメな人間なんだ、という感情が湧き上がり大泣きしました。
その日から朝登校するときに電車に乗るのですが、電車に乗るたびに過呼吸のようになりました。
吐きそうなほど気持ち悪く、頭も痛く、このまま死ぬのではないかと思うくらい。
学校に行きたくない、また怒られる、という思いから朝の電車はしんどかったです。
親が心配して、けれど学校は行きなさいという親だったので、車で送り迎えをしてくれました。
授業中も、突然泣いたりしてみんなに心配をかけていました。
結局、そのまま奨学金は1年生のうちに剥奪されてしまいましたが、奨学金のプレッシャーがなくなり、部活に打ち込めるという喜びから、パニック障害はだんだん落ち着いていきました。
けれど今でも電車や人混みは嫌いです。
最近、電車でパニックを起こしている人を見かけました。
発達心理学ではパニック障害のことも学びます。
もし電車でパニック障害を起こしている人を見かけたら、見て見ぬ振りをせずに、きちんと寄り添っていただきたいです。
パニック発作は時間が経てば治ります。
パニック発作の最中は、ただ背中をさすって、
「大丈夫」「大丈夫」
と言ってあげてください。
それだけで落ち着くことができます。