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英語の挨拶、結構むずい説
こんにちは。脱サラしてカナダ・トロントの公立カレッジで留学中の30代です。
今回は、カナダで4ヶ月ほど暮らしてみて感じた英語のムズいポイント「挨拶」の話です。
なんだ、挨拶なんて基本の話では、と思いますよね。
でも、違うんですよ。この挨拶が結構ムズイんです!というのもとにかくパターンが色々あって、このパターンにはこれ、このパターンにはこれ、というのがあり、反射神経試されるんです。
地味に日本では味わうことのない難しさを感じているので、その辺を紹介したいと思います。
会ったときの挨拶、How are you?の違和感
How are you?が乱用されている
まず、英語の教科書の2ページ目くらいにある「How are you?(調子どうよ?)」というフレーズ。マジで鬼のように使われる。
友達に会ったとき、先生と話すとき、スーパーのレジで店員さんに挨拶するとき、レストランで店員さんに案内されるとき、などなど。
たぶんこちらの人は、HiとかHelloの延長でこれを言うのがもう染み付いちゃってるようです。
日本では、久しぶりに会う友達に「元気だった?」とか聞くことはあっても、居酒屋やスーパーで店員さんに「調子はどうですか?」とか聞かれたら、「ぬ?どした?」となりますよね。
なんならカナダでも、会話のきっかけとして使われているだけなので、別にレストランの店員さんも私が元気かなんて本当に気になってるわけじゃないんです。なので、ただの乱用です。
もちろんパーソナルな会話のきっかけとしては入りやすいので便利ではありますが。
How are you? 以外にもパターンがいっぱいある
そして反射神経試されるポイントとしては、このHow are youと同じような役割のフレーズがたくさんあって、それによっては微妙に返し方を変えなきゃいけないのです。
例えば:
How are you doing?
How's it going?
How's things?
How's everything going?
You good?
What's new?
What's up?
What are you up to?
とか。これ以外にもある。このシチュエーションではこれを使いがち、と言うのはなくて、ランダムで使ってくる(流石にレストランでWhat's upは言われないけど)ので、この辺を言われたら、あ、なんかそういう挨拶みたいなこと聞かれてんのね、と瞬時に判断しなければならないので、反射神経を試されます。
ちなみに、カジュアルな表現も結構あるので、先生とかにはHow are youを使うのが無難です。
How are you?にどう答えるかというミステリー
このHow are youの答えとして、教科書で習う「I'm fine, thank you, and you?」はまず使わない方がいいです。トーンにもよりますが、礼儀ガチガチの人、もしくはロボットだと思われます。
先ほども言いましたが、この質問は質問であって質問ではありません。ただただ、挨拶のひとつに過ぎません。
私の中での結論は
I'm good. How are you?(元気だよ。あなたは?)
で世間話的な時はとりあえず大丈夫。
別にそんなに元気じゃなくて、普通だよ、と言いたいときでも、goodです。このHow are youのくだりでのgoodは「普通」と言う意味に変換されると勝手に思っています。誰も「元気なのね!何かいいことあったの?」と深掘りはしてきません。逆に I'm okay.というと、「そんなに調子良くないんだね、テンション低いのかな、、、?」と思われる感じだと思います。
イギリスでは、Not too badとか言ったりもしてたけど、カナダではgoodの方が無難な気がする。個人的にはNot badの方がgoodよりしっくりくるのですが。
ただ、How's everything going?と聞かれたら、「good」(I'mを省略する)とか、What's upとか聞かれたら、「Nothing much(特になんもないよ)」とか言ったりするので、そこも反射神経次第です。
挨拶なんて、一瞬で終わるやつだし、何回も聞き直すのも気まずいので、その一瞬の反射神経が試されますし、緊張感あります。
前、How are youて聞かれた時に、脳がフリーズしてHow are youて返してしまい、やっちまったーと思った時もありました(その返しも必ずしも間違いではないのですが)。
別れの挨拶でもだいぶ試される
日本語で言うと、「じゃあね〜」とか「またね〜」とか「お疲れ様でした」とかそれくらいで、パターンがない、かつ「よい週末を!」とか言わなくても全然いいじゃないですか。
これは、英語のいいところでもあるんですが、別れの挨拶も日本人からしたら結構ちゃんとコミュニケーションする感じだなと思います。そしてどのシチュエーションでどの挨拶が適切かが決まっている、かつその返答も決まっているので、別れの挨拶の方がムズイと思っています。
See youの後にいつ会うか言いがち
See you!だけでも全然いいとは思うのですが、「いつ会うか」わかっていたら結構そのことをちゃんと言う気がします。
例えば:
See you in a bit.(またすぐ後で!的な。後でどこかで待ち合わせしてる時使う)
See you at 6pm.
See you tonight.
See you tomorrow.
See you on Wednesday.
See you next week.
みたいな。でも、次いつ会うかわからん場合はSee you later.は汎用的に使えるので、それを使ってもいいかも。
でもネイティブの友達とかはこの具体を言いがちな気がする。
そのため、一度別れの挨拶を言う前に「次いつ会うんだっけ、、、」を考えるステップが入ります。
まあでも日本語でも「また後ほど!」とか言うか、、、。
良い〇〇を!のパターンも多い
日本だと、年末に「良いお年を」と言うくらいで、「良い1日を!」とか言わないと思いますが、こちらは「良い〇〇を」を最後にめっちゃ言います。
しかも、シチュエーションで色々言い方が変わる。
例えば:
Have a good day. (夕方くらいまで)
Have a good evening. (夕方)
Have a good night(夜)
Have a good weekend.(週末)
Have a good rest of the day.(あまり聞かんけど、夕方以降とか)
Have a good one.(誕生日とか、何かしら特別な日の時。普通にdayと同じとしても使われるけどそこまで聞かない)
など。
多くね?これも、挨拶する前に、今って夕方か?とか若干考えなきゃなんですよ。日本だと全然ない習慣なので、これは全然慣れないですね。
ちなみに、Have a ..は友達同士以外でも、店員さんなど、ある程度距離感がある人に対して使います。
先生には敬称もつけがち
これは割と日本でも普通の感覚ですが、先生と話すときは、敬称も付けたほうがよさそうな雰囲気です。
女性の場合は:
Miss
Ma'am (マームと読む)
男性の場合は:
Sir
が一般的です。
なので、先ほどのと組み合わせると、
Have a good day, miss.
みたいに言います。
Have a 〇〇の返し方
これは結構簡単で、どのパターンでも、
Thank you, you too!
で大丈夫です。「Have a 〇〇」的なことを言われたらすかさず言いましょう。
まとめ
長編になってしまったのでまとめると、日本語と比べて、会った時と別れる時のコミュニケーション多いし、この時はこれ!みたいなのも考えなきゃだし、考えることが結構あります。
慣れるのは難しいですが、店員さんにHave a good dayとか言われると地味に嬉しかったりするので文化的には結構好きです。
ということで、今後も、英語についてもぼちぼち紹介していきます。
ではまた!