見出し画像

ベースのボディをリフィニッシュした話

おはようございます。

ベースサイボーグによる演奏動画の殆どで使用されている、俺の愛用の4弦ベースの塗装をこの夏、塗り替え(以下リフィニッシュと呼びます)た。

これまでペグやらブリッジ、ピックアップや電装系周りは手を加えた事があるんだけど、塗装に手をつけたのは今回が初めて。きっかけが無きゃそんなとこに手をつけようとは思わなかったし、俺も仕上がったベースを弾くまでは半信半疑ではあった。

きっかけは昔からの友達が塗装の厚さや塗料の材質による音質変化及び向上を熱く話してて、最近自分でギターやベースを作ってる事もありリフィニッシュをしたいとの事で、実際に塗装の違いによる弾き心地や音質も彼の持っているそれぞれのベースで試し、感触が良かったので頼んでみた。というものだった。今考えたら無鉄砲極まりないな…!

まあ、元々幾多のライブで酷使し続けていたから、そこかしこに打痕や塗装の剥がれ、割れや欠けなんかもあった為、それらのトリートメントも兼ねて、ついでに音も良くなって重さも軽減されたらベストかなと思ったからモノは試し。やってみるか!と


画像1

で、途中経過を色々送って貰ったんだけど、塗装ってこんなに厚かったんだね…

スティングレイの塗装が一部割れて指でパリパリ剥がした事はあるんだけど、その時に触った塗装の2倍以上の厚さがあるのをこの写真から伺える。


画像2

こんなに白っぽかったんだね…


画像3

SL1030…初期、なのか?

曰く、木目がシーラーで埋められてた為、日本酒を染み込ませて本来の木目が見えるようにしたとか。

で、完成したのがこれ


画像4

かなりボディ材本来の白さが際立ったね!


画像5

ビックリしたのが、裏通しする為の金属パーツがボディから浮き出てること。遡って剥がしてる途中の画像と見比べてみると分かるけど、このパーツ最初は浮き出てなかったんだよね。ヤスリがけしたとはいえ、ここまで厚みに差が出るとは…


画像6

これが剥がしたポリ塗装の一部なんだけど、全部合わせて200グラムくらいあったとか。

確かに、持ってみてこれまでにない軽さを感じたんだけど、正直あまり軽いベースに良いイメージが無くて、音を鳴らすまでは本当に良い音なのか不安ではあった。大丈夫かなこれ…?


っていう不安はすぐに杞憂に変わって、4弦解放のEの音を鳴らした時の気持ち良さは凄まじかった。ボディがしっかりと鳴っている感覚があったし、その鳴りがローミッドの豊かさにそのまま繋がっている感じがした。

和音弾きした時も音の一つひとつがハッキリと聴こえてくるし、音も太い。というより、柔らかい!

それまでこのベースって、2k辺りにピークがあって、カチカチとした質感が録音の際に良くも悪くも目立ってたんだけど、そこのピークが整って相対的にベースらしい低域の豊かさが出てきたって感じ。

塗装自体かなり薄く、手触りも木目の凹凸がハッキリと分かるほどで、手荒に扱った日には木ごと削れてしまうんじゃないかと思う程。これまで薄い塗装のベースを友達が持ってて触らせてもらったことがあるんだけど、それとは比較にならないくらい薄かった。多分普通の工房ではこうならない。

演奏動画も撮ったんだけど、普通にジャズベの音だから参考にはならないかな。一応のっけておこう!


正直、リフィニッシュなんてする予定なかったし気にも留めなかったけど、こういう目に見えた変化が分かるとまた新しい興味が湧いてくるね!

そしてピックアップ、ペグ、ボディの塗装とこれまで記事にしてきたんだけど、実はもう一箇所改造した部分がありまして…


画像7

画像8

ブリッジも交換したんですよ…

ベース改造記、続く!!!!


以下、最近YouTubeにて投稿してるベースサイボーグ動画の裏話


ここから先は

996字
これまで個別で有料にしていた内容の記事を月額化させることにより、もっと手軽に僕の内面を覗けるようにしました。

みゆきさんの内面。ちょっと言いづらい話とか(特定の何かを貶める内容はありません)

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?