KING JOEって作品を出したんですよ
僕のやっているバンド「さらばルバート」が、新しい音源作品をリリースしたんですよ。
上記リンクにて各種サブスクリプション配信サイトに飛べます。そして聴けます。
忙しいから手っ取り早く雰囲気だけでも聴きたい人はこっちのクロスフェードから!
3月以降全くライブが出来なくなって、4月に遠征含めて5本くらいあったライブの予定が全て消え去ったので、そこに割くはずだった時間を全てこの音源制作に充てた結果、個人的にもバンド的にも十二分に満足いくモノが出来上がりました。という感じです。
最近は特にそうなんだけど、素晴らしいクオリティの作品を完成させると、反動でこの先これ以上の、せめてこれとタメを張る程のモノが出来るのか?という強迫観念みたいなものが生まれてきて、充実感もあるんだけどそれと同じくらいプレッシャーも上がってる。それだけやり切った作品って事だね!
でも、どうせ俺の事だからこの先の作品も「なんだよこのクソ難しい曲はよォ!!?」とか言って苦悶の表情を浮かべながら相も変わらず超絶格好いいベースを弾いている事でしょう。
ていうか、この音源がまさに上で書いたような状態でベースフレーズ考えながらレコーディングしたからね。自分の経験やセンスを全てぶつけてもちょっと足りないような、そんな格好いいバンドを今でもやれてるのは昔の俺は想像出来なかったかもね。
そんなクサイ話は置いといて、各曲の解説でもしようと思います。あくまで個人的な、この制作に携わったいち音楽家としてね。前回もその前も以前やってたブログに書いてたけど、今回はここで書くよ。勿論無料で読めるようにするよ!
1.キングジョー
5曲の中で一番最後に出来た曲。気がついたら演奏トラックが出来てて、気がついたら曲が出来てた。別段肩肘張ってフレーズとか考えてなくて、センスの赴くままベースを弾いてたらこうなった。アウトロ以外は。
そのせいで今、このベースフレーズを弾きながらコーラスをするのにかなり手間取ってる。演奏はシンコペーションしてるのに歌はしてない。みたいな状況が多くて首から上と下で別の脳を駆使して演奏しなきゃいけない。誰だよこんなフレーズ考えたやつ…あ、俺だっ!
音色は最近の自分にしてはかなり歪んだ音でアグレッシブ。レコーディングもエフェクター使って多少歪ませたんだけど、ミックスの時にさらに強く分かりやすく歪ませた。
これまでギターが2本いるバンドにおいてベースを歪ませる事に結構疑問があってなるべく分かりやすいドライブサウンドを避けてたんだけど、こうして聴くと良いね。自分がこんな音で音源を残すなんて思ってなかったよ。こういう発見があるからバンドは良いんだよ。
俺的聴きどころとしては、唯一センスの赴くまま作れなかったアウトロのフレーズ。最後の最後でここだけかなりリテイクが入って色々言いながらこのフレーズが出てきたんだけど、これも聴く人によっては「いつもの俺」なんだろうね。不思議!
2.すべった
この曲は去年の春くらいにもう完成してたと思う。ライブでもガンガンやってたし、そのおかげかレコーディングもすぐに終わった記憶がある。で、思うところあって4弦ベースで録り直したんだけど、色々あってそっちは採用されず1番初めに録った5弦ベースでのテイクが使われてる。なのでライブでは少しフレーズが変わってるかも知れない。
あとは地味にコーラスも俺が録ってて、これまでレコーディングではボーカルがコーラスも含めて歌を録ってたんだけど、色々あって俺がやる事に。ちゃんとコーラスを録るのは人生初。この曲色々ありすぎ!ていうかちゃんとこの声が俺だって分かるかな?
この曲は先にデモが出来ててそこからアレンジを練ってたから、歌いながらフレーズを考えることが出来てライブも比較的楽に弾き歌いが出来る。最後サビに入るキメ前のスラップを歌いながらやってる瞬間、あれはこれを読んでる人には是非注目して貰いたい。俺流の「ひけらかさない技術」の美学、その粋を詰め込んだ。
3.サルモネラ
これも元々歌とギターだけのデモ音源があって、そこからバンドでアレンジを練ったもの。ライブではまだ披露されてない。
レコーディングしながらフレーズも詰めていったので、身体に馴染ませるのにちょっと苦労した。幸いコーラスがない(楽曲アレンジがギミックに富んでいるので、コーラスをしたくなかった)ので、そこまで辛くなかったけど。
曲のポップネスもさることながら、キメも多いし演奏隊のアレンジが目まぐるしく変わるので、レコーディングしてて最後の方はネタが尽きてたんだけど「もういっその事高速スラップとかやれば?」みたいなアイデアから発展させた結果、歌に寄り添う気が一切ないキ〇ガイフレーズが出来上がる。Twitterとかでバズんねぇかなこれ。皆好きだろこういうの?
4.悲しみがある
以前書いたブログを見てください。
noteにも補足記事がありますが、楽曲とは直接関係の無い恨みつらみが書いてあるのでわざわざ課金してまで読まなくていいです。
そして、これに関しては特に何も目新しい事はしてません。いい歌には、それをより重厚にさせるコーラスワークと、一本芯のある太い音でバシッとルート弾きをしてるだけで格好いいのである。
5.無いよな
さっき散々ルート弾きがどうとか言ってたけど、ごめん。この曲はフレーズ動かしまくってるわ!
これも去年の春くらいに大枠は出来てて、少し前からライブでも披露してたんだけど、音源になるとまた違った魅力が出てきたね。楽器隊は大乱闘スマッシュブラザーズみたいにそれぞれが暴れまくってるのに、歌はしっかりと聴かせてて、俺に至ってはちゃんとコーラスまでする。
歌メロが少し難産だった事もあって演奏アレンジを先行して練ってたらフレーズを遊ばせすぎて、いざ歌メロが出来たらそれに合わせてコーラスしなくちゃいけなくなって、遊ばせすぎたフレーズを歌いながら出来るように頑張って練習してしたら、レコーディングで「フレーズ動かしすぎ」という指摘とともにその部分が丸ごとリテイクを喰らうという地獄を見た曲。
ここ最近その手のフレーズリテイクを喰らうことが無かったので、俺としては「遂にルバートでもいわれるようになったか…」って気持ち。別に悪い気はしないけど。
この曲もサビは俺がコーラス録りをした。ちなみにインストバージョンも聴けるんだけど、曲が終わってしばらくすると俺のミステイクが聴けるよ。それを聴いてもっかい最初からこのアルバムを聴いてくれると嬉しいな。もっ!かい!!
総評
格好いいだろ?
以上だ。
以下、それとは関係ない日常の話
ここから先は
より深い内面や日常やルーツの話
みゆきさんの内面。ちょっと言いづらい話とか(特定の何かを貶める内容はありません)
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?