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15年のベース人生を振り返る自伝・その5

前回までのあらすじ
「ちょっと人気者になった」


ベースサイボーグ期

かくしてちょっとした人気者になった俺は、これまでの周囲との変化に戸惑いつつもそれを享受し楽しんでいた。
ちょっと尖った発言をしても共感してくれる人が多かったし、ベースを弾く動画を出せばこれまでと比べ物にならない程のレスポンスがあった。当時ニコニコ動画がYouTubeと同じくらい。もしくはそれよりも動画サイトとして勢いがあったし、そこに自分のキャラクターがしっかりとハマっていた事も実感していた。
バンドで試して失敗していたパフォーマンスも演奏動画でならウケてたし、エフェクターを沢山使えば機材好きも反応してくれた。勿論批判や所謂アンチもいたと思うけど、その時の俺は批判をされる事よりも誰にも反応されない事の方が怖かったし嫌だった。

あまりの変化、というより反応の良さに当時は「これはニコニコ動画のサーバーをあげて俺にドッキリを仕掛けている」と本気で思ったほどで、それくらい今までが上手くいかないことばかりだった事に改めて悲しくなる時すらあった。

その悲しさからなのか、それとも今までの反動からなのか、ここから2年程とても調子に乗った言動をするようになる。今考えたらとても恥ずかしいのでここからは課金コンテンツにしますわよ!


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