#サンタクロースはいる 、怖い存在として。
間もなくクリスマス。
3歳の息子は、サンタさんを怖い存在として認識している。
0歳、1歳のときは、枕元にひっそりとプレゼントと手紙を置き、25日の朝に、ぽかーんとしながら新しいおもちゃなどを受け入れていた息子。
2歳のときにはだいぶ会話のやり取りができるようになってきたので、プレゼントのリクエストを聞く過程で、
・サンタさんは息子が寝ているときにお家にやってくること
・ご飯をちゃんと食べていい子にしていたらプレゼントをくれること
・寝ている息子を起こさずにプレゼントを置いていくこと
・サンタさんは赤い服を来ていて白い髭があること
などを説明した。
そんな昨年の12月24日のこと。
夕飯に全く集中せず、歩き食べをする息子に対し、
「あ、ご飯しっかり食べないとサンタさん来ないよ。どれ、サンタさんどこ行ったかな?(ベランダに出て外の様子を伺う)あ、サンタさんそこまで来ていたのに帰っちゃった!」
と、ごはんを食べることを促すべく発破をかけてみたところ、親たちの動きから、
『サンタさんが来る=見ず知らずのおじさんがマンションの9階ベランダから侵入してくる』
と脳内で変換されたらしく、
「ザンダざんごわいいいいいい!!!!!!」
と、いきなり大泣きに。
こうなったらサンタさんが闖入者でないことや、優しい人だということを説明するよりも、
「だいじょうぶ!サンタさんもう来ないよ!!ここにはこない!!!」
と言ってしまったほうが、彼は安心する訳で。。
そうして、本来来ることを喜ぶはずのサンタさんが、「絶対来てほしくない存在」になってしまった。
それから1年が経ち、今年、保育園に来たサンタさんについては「おじちゃんのサンタさんだった~」と、ごきげんにプレゼントを開封している息子。
歓迎すべき存在と認知しているかはさておき、彼の中には間違いなくサンタさんは存在しているようだ。
引っ越してマンションの9階ではなくなったものの、サンタさんがどういう風に家に来るのか、彼は知る由もない。
知らぬが仏とはまさにこういうことかもしれない。