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オヤジの思ひ出話~第14話「御柱祭」

諏訪地方には6年に1度(数え年7年目に1度)行われる御柱祭という大きな祭りがあります。深山から切り出してきたモミの木を人力で運び、諏訪大社の4つの社に計16本曳き建てるという祭祀です。

来年の今頃はちょうど御柱祭の「山出し」が終わった頃にあたります。「急坂を人が乗った柱が下り降りる」「人が乗ったまま川の中に入る」という場面は、ニュース映像ですっかり全国に知られるようになりました。

私の勤めていた地域紙でも、御柱祭は社を挙げての一大行事であり、総動員体制で報道にあたっていました。前回は現地デスク(総括)を担当し、最前線で頑張る若い連中に指示し、支えてきたことを思い出します。

入社3年目で御柱祭に関わって以来、6回祭りを経験してきましたが、プライベートで参加したことは一度もありません。来年2022年に巡ってくる御柱祭は、初めて仕事抜きで迎えることになります。

とは言っても、新型コロナウイルスが終息するめどはたたず、ワクチンも行きわたるかどうか不透明な中で、来年の御柱祭の執り行われ方もおそらく、前例のない形になることが予想されます。

祭りを思い切り楽しむには、その次の2028年まで待たねばならないかもしれませんね(苦笑)

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