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新人投資家の戯れ言~その6「ドルコスト平均法とは」

投資の世界では、含み損のリスクを完全に防げる方法はありません。ですが、株や投資信託にはリスクを抑える方法があります。それは定期的に一定額を積み立てながら、長期間商品を保有していくことです。

「ドルコスト平均法」と呼ばれる投資の方法で、長期保有と時間の分散が図れるうえ、相場や市場の動向に左右されることなく、安定的に投資が継続できるのが最大のメリットといえます。

例えば、投資信託に毎月1万円ずつ積立投資をするケースでは、基準価額1万円の商品は1万口購入できます。翌月、基準価額が9千円に下がったら、購入口数は1万1111口に増えるのです。

その翌月、基準価額が1万800円に上がったら、逆に購入口数は9259口に減ります。これを繰り返していけば、トータルとして「1万口当たりの平均単価を下げる効果」が期待できます。

「価額が下がった時が買い時」という投資のタイミングは難しく、初心者の手には負えません。毎月積み立てていく形であれば、家計とのやり繰りもしやすく、無理なく面倒なこともなく、投資を続けていかれるのです。

なお、投資で得た利益は課税対象となりますが、積立投資にとてもマッチした非課税制度が近年設けられました。それが「つみたてNISA」です。私も利用しているつみたてNISAを次回ご紹介します(つづく)


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