土曜雑感 vol.130~本日のテーマは「生活水準」です
先週の土曜雑感で「老後不安」について書きました。その元ネタになっているのが、ブログ「気まぐれトーク」でのコラム「定年前と定年後(退職後)は、生活水準を変えましょう」でした。
ブログのコラムでは、定年退職後も生活水準を下げられなかったがゆえに、たくさんあった預貯金をどんどん取り崩した挙句、老後破綻に追い込まれたという男性のモデルケースを元に書かせてもらいました。
そこで、退職を経験した私のケースはどうなのだろうかということで、自分目線での「生活水準」について考えてみました。なお、先週の土曜雑感やブログのリンクも張っておきますので、よかったらご覧ください。
日常生活の違いで出る支出の差
退職後と退職前で、生活費がどのくらい変わっているのか。具体的な項目を挙げて拾い出してみると・・・
・ガソリン→(前)月3~4回 (後)月1回
・クリーニング→(前)通勤で着るワイシャツ、スラックス (後)なし
・昼食→(前)外食かコンビニ (後)自宅で済ます
・飲み物→(前)欲しければ買う (後)自宅でまかなう
・光熱水費→(前)勤務日日中ほぼゼロ (後)自宅に居っぱなし
このなかで、退職前よりも費用がかかっているのは光熱水費、すなわち電気代(パソコン使用等)、上下水道代(トイレに行くため)などということになります。
ガソリン、クリーニング、昼食の各項目は、大幅な削減となっています。とくにクリーニングについては、月間数千円単位でかかっていましたが、今はゼロになりました。
ガソリンも単純計算で月数千円以上は違います。昼食は1食あたりの費用がざっくりと半額以下になっていますので、これも月換算では数千円程度は安上がりになっているはずです。
案外バカにならないのが飲み物。とくに夏場はついついコンビニでアイスコーヒーを買ったりしていましたから、1日110円でも毎日なら2~3千円になりますし、それ以上使っていることは間違いありません。
これらを総合すると、退職前と退職後の生活費はざっくり計算しても2万円くらいの差があることが分かります。
ムダ遣いができるか、しないのか
もうひとつ、退職前と退職後の大きな違いとして「アウトドアかインドアか」ということがあります。
私の場合、現職中ほとんどが外回りの仕事でしたので、自由な時間を作ろうと思えば作れました。言い換えれば、暇なときは本屋でも喫茶店でも100円ショップでも、どこでもサボれたというわけです(苦笑)
とくに本屋にはかなりお世話になりました。仕事の待ち時間やヒマつぶしの時は、車の中で本を読む習慣があったからです。ゆえに書籍代は相当使っていたと思います。
本屋以外のお店でもフラフラと歩いていれば、ついつい欲しいものを買ってしまいます。ムダ遣いをしても、預貯金に積み立てる金は残せたわけですから、ありがたかったです。
今は、買い物が必要な時にしか外出しません。そして、必要な物だけしか買わなくなりました。「欲しいなあ」と思っても衝動買いせず、考えた挙句「やっぱりやめておこう」ということが増えています。
唯一、週2回の家飲みの時だけは、好きな酒を飲み、酒に合った料理や旬の食材を求めます。自分の中で「ここだけは譲れない線」というわけですが、それでも外で飲むよりははるかに安上がりです。
生活設計を組み立てる中で、生活費はいくらくらいかというシミュレーションをしているわけですが、実際に退職後生活をしてみると、生活費は抑えられていることが分かりました。
だからといって、シミュレーションを下方修正はしません。生活費を抑えられた分だけ預貯金が残せるというだけであって、預貯金を取り崩していることには変わりないからです。
ご参考になるか、ならないか分かりませんが、とりとめもなく書いてみました。もうすこしデータが蓄積されれば、本にまとめてみようかな(笑)
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