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オヤジの思ひ出話~第50話「クリスマス会での演奏」

20代の頃、青年学級の有志で「ホンキィトンク」というバンドを組んでいました。私を含む男性3人、女性2人のバンドで、毎週1回の練習を3年ほど続け、楽しく演奏活動をしてきました。

きっかけは、学生時代に金管楽器の経験があった私に、Y君から「サックスに挑戦したいので教えてほしい」と声がかかったことからです。その後、有志を誘ってバンドを組むことになりました。

最初に挑戦したのは「ムーンライトセレナーデ」。幸いなことにピアノ経験者がいたため、ベースとなるコード進行を担ってもらい、練習に練習を重ねた結果、青年学級の仲間の前で披露できるまでになりました。

バンドの集大成になったのが1991年の青年学級クリスマス会。出演が決まってからは練習の頻度も増やし、時には自画自賛、時には反省をしながら少しずつ自信を付けてきました。そして本番に臨んだのです。

「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」「きよしこの夜」など、メンバーがそれぞれ光り輝けるように曲をアレンジして披露。アンコールの声までいただいたので、十八番のムーンライトセレナーデも演奏しました。

活動期間は短く、結婚や転勤によって休止を余儀なくされてしまい、その後全員が青年学級を卒業したため、行き会う機会もほぼなくなりました。私もそれ以来、楽器には触っていません。

約30年経った今も、ホンキィトンクで一緒に演奏した思い出は鮮明に残っています。一つの目標に向かって、仲間と打ち込めるものがあった青春時代は、とても貴重なものだったと思っているところです。

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コラム「オヤジの思ひ出話」は毎週連載してきましたが、50話を一区切りとさせていただき、以後は不定期掲載といたします。

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マイケルオズ@日々挑戦する還暦兄さん(フリーランスライター)
noteでは連載コラム、エッセイをほぼ毎日書いています。フリーランスのライターとして活動中ですが、お仕事が・・・ご支援よろしくお願いいたします!