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人の増減だけの報道はやめませんか?~ブログ転載コラム

東京都に4度目の緊急事態宣言が発令されました。ただ、人出が極端に抑制されるわけでもありませんし、緊急事態宣言中でも東京五輪は開催されますし、つまるところ「実効性はないだろう」というのが大半の国民の見方です。

マスコミは相変わらず「夜や休日の人出は、○○と比べて増えている」という報道を繰り返しています。でも、その報道にどんな意味があるのでしょうか? あれは「夜の人出が増えてけしからん!」という批判でしょうか? あるいは「休日は出歩かないで」という警告ですか?

私が愚かなせいかもしれませんが、人数を比較する報道の意味がわかりません。外出している方々の大部分は、「人が密になるところには行かない」「マスクを外さない」「帰宅後はうがい、手洗いをする」といった感染予防対策を徹底しているのです。

一人ひとりが感染予防対策を徹底しているのであれば、たとえ「不要不急」であっても、外出の自由は保証されねばなりません。これは、飲食店での酒類提供でも同じことが言えるのです。人数だけ比較するマスコミ報道に、このような視点を見出すことは出来ません!

例えば、家族だけで自家用車を使って帰省するケース。帰省先のおじいちゃん、おばあちゃんはワクチン接種済みで、家族も日頃から感染対策を徹底し、帰省前に新型コロナを疑う症状がなかったとします。それでも、不要不急だから帰省を自粛しろと言うのでしょうか!!

国の要請は「前例踏襲」ばかりで、4回も緊急事態宣言を繰り返しているのに、まるで「馬鹿の一つ覚え」です。政治家や官僚は、もう少し知恵が働く人たちだと思っていたのですが・・・

追記:政府は、酒類販売業者からの飲食店への働き掛け要請を撤回しました。国民の批判には一切耳を貸さず、業界団体や自民党から圧力がかかって、ようやく重い腰を上げました! 繰り返しますが、政治家や官僚は「頭は良くても知恵が無い」人たちなのでしょうか?

※このコラムは、ブログ「気まぐれトーク」より転載しました


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マイケルオズ@日々挑戦する還暦兄さん(フリーランスライター)
noteでは連載コラム、エッセイをほぼ毎日書いています。フリーランスのライターとして活動中ですが、お仕事が・・・ご支援よろしくお願いいたします!