オヤジの思ひ出話～第２２話「厄払い旅行」

長い人生の中で何度か「厄年」が巡ってきます。男の場合、４２歳は「大厄」とされ、他の厄年よりも念入りに厄払いをするようです。私も、家族に厄除け祈願と厄祝いの席を設けてもらいました。

それとは別に、友人たちと「厄払い旅行」に出かけています。若い頃、先輩から「厄年には成田山にみんなで行った」などの話を聞いていたので、厄年が近づくにつれ、友人たちとあれこれ相談を始めたのです。

厄祝い旅行は、会社にも家族にも絶好の口実となるレジャー（旅行）の機会でした。成田山に行ったという先輩も「実は東京都内に泊まって、夜のお遊びがメインだった」と笑っていたのです。

私が友人と出かけた「厄払い旅行」の目的地は九州の福岡、佐賀県。名目上？の目的は「太宰府天満宮での厄除け祈願」とし、それにセットしたのが「唐津・呼子の海の幸」と「博多での夜の一杯」でした。

パック旅行でしたが、宿泊するホテルと往復の飛行機以外は自由行動でしたので、現地でのスケジュールは私が組みました。呼子では名物のイカ、博多では屋台などを入れ、みんなに楽しんでもらえたと思っています。

ちなみに、宝くじ必勝祈願で有名になった唐津市の「宝当神社」も参拝しましたが、その後誰からも「宝くじが当たった」という報告はありません。人生、ホドホドの幸運が良いということですね（笑）