オヤジの思ひ出話~第66話「500円玉発行」
勤め人からフリーランスライターになり、収入が激減した身にとって、レジャーに使うための貴重な財源となっているのが「500円玉貯金」。貯金を少しずつ取り崩し、軍資金に充てるようにしています。
若いころから500円玉は「使わずに貯めておくもの」という習慣が身についていたようで、お釣りで500円玉をもらうたびに貯金箱へ放り込んでいました。そのきっかけとなったお話を書きます。
500円玉(硬貨)が初めて発行されたのは、昭和57年(1982年)のことでした。それまで500円というと、岩倉具視の肖像が描かれている500円札だったことを記憶しています。
令和6年に新しくなった紙幣と同様に500円玉もなかなか流通せず、めったにお目にかかることはありませんでした。当時、貧乏学生の身でもあったので、余計にお金とは縁がなかったからかもしれません。
そんな時、大学祭でサークルが模擬店をやることになり、私は店長としてお金の管理を任されました。当時はもちろん現金払い(今もかな?)。お客さんのなかには500円玉を使う人もいたわけです。
そこで私は「お札との両替」を名目に、自分の財布にある1000円札と500円玉2枚を交換しました。それが何度か繰り返され、模擬店終了時には手元に500円玉がたくさん集まって来たのです。
ひもじい暮らしをしていた貧乏学生にもかかわらず、500円玉だけは使わずにとっておいたわけです。それは500円玉が世の中に流通しだしても基本的に変わりませんでした。
就職してお金の自由が利くようになると、いつしか500円玉を貯めていくようになりました。貯金という概念ではなく、単に「500円玉が財布に入っていると重いから」という理由だったわけですが。
500円玉を貯めていたのは20~30代の頃が中心でした。というのも、先日改めて500円玉貯金の総額を計算した時、約8割の硬貨が初代の500円玉だったことが分かったからです。
初代の硬貨は、側面に刻印がある以外はツルツルで、2代目以降の硬貨には側面にギザギザがあります。2代目が発行されたのが平成12年(2000年)なので、若い頃に貯めていたことが推測できました。
まさに、塵も積もれば山となるの好例ですよね!
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