目指せ!介護の職人~第4話「介護”職”と言われる根拠とは」
就労支援訓練「介護福祉科」の第4週が終わりました。約1カ月間の学科も残りわずかです。第4話は介護職の専門性について、「介護”職”と言われる根拠とは」のタイトルで書いてみます。
介護施設の求人情報を見ると、「資格がない方でも応募できます」との文言を目にする。また全国には、家族を介護している人が数えきれないほどいるのを考えると、介護は決して「特殊技能」ではないことが分かる。では、なぜ「介護職」という専門職があるのか?
以前、入院していた親戚のお見舞いに行った時、ベッドに寝ていた親戚を2~3人がかりでやっと起こしたことがあった。ところが、講座の実技で講師の先生は、寝たきりの人(訓練生)をいとも簡単に起こして、難なくベッドサイドに座らせたのである!
最初に見た時は、講師の先生が長い介護現場での経験をもとに、「こつ」を身に付けていたからだと思った。確かに「こつ」は会得しているであろうが、それ以上に「介護者と利用者に負担がかからない科学的根拠」に裏付けられた動作だったのだ。
言い換えれば「理にかなった介護の技術」を持っているのが、プロの介護職なのである。利用者を介護する動作の一つ一つは簡単そうに見えて、実は理論に裏付けられた科学的根拠があるのだと知り、「介護職は奥深い」と実感したのだった。
私にも、理にかなった介護技術が身に付くのだろうか!?
※カット写真は、旅先のお気に入り風景を適当に選んでいます。介護職とは関係ありません(笑) このコラムはブログとnote共通です
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