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オヤジの思ひ出話~第67話「強歩大会」

今朝、新聞を読んでいたら、地元の高校がマラソン大会をしたというニュースが出ていました。高校時代の苦しく、辛く、でも印象に残っている強歩大会のことを思い出しました。

私の通っていた高校は、マラソン大会ではなく強歩大会と呼んでいました。その理由は距離が50キロ近くあったからです。この距離を走り続けられるのはごくわずかな生徒だけ。歩くのが基本の大会でした。

当時は隔年で開催しており、私は運悪く?1年生と3年生の時に強歩大会がありました。諏訪湖畔から八ヶ岳山麓を巡るコースで、諏訪湖畔を抜けるとほぼアップダウンしかありません。

1年生の時は体力不足にもかかわらず、上級生にビビらされたせいか、スタートから真面目に走ってしまい、序盤で早くも失速。途中の関門を時間オーバーでクリアできず棄権となってしまいました(苦笑)

その教訓をもとに3年生の時は、スタートからの諏訪湖畔はチンタラと最後尾に近いところをジョギングしながら体力を温存し、そのおかげで関門もギリギリでしたが何とかクリアしました。

後半になってバテてくる生徒が増える中で、前半自重した私はマイペースを維持しながらも、少しずつ落ちてくる生徒を抜きながら、かえって調子が上がってきた感じになったのです。

ゴールまでのラスト数キロは長い下り。この時、なぜかランナーズハイの状態となっており、頭の中では八神純子さんのヒット曲がガンガン流れ、それに伴ってペースも上がっていきました。

多くの生徒たちはバテバテ状態かつ脚が動かなくなっていたので、テンションが上がっていた私はまさに「ごぼう抜き」。中盤以降トータルで200人以上抜き去って、見事にゴールインしたのです!

ゴール近くでは、部活の後輩女子が応援してくれて、それもラストスパートの原動力になりました・・・が、あまりにも張り切り過ぎて、帰りの電車の中ではガタガタ・・・翌朝は体が動きませんでしたね。

強歩大会を通じ、私自身の特性も自覚できました。つまり、瞬発力を求められる体力は人より劣っても、持久力は持っているということ。これは、後々の仕事などに大いに役立ちました。

今、あの距離をウオーキングしろと言っても、とても無理ですけどね(笑)


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