困難に立ち向かう力
「困難に立ち向かう力」という今回の話。
スポーツを頑張っていて、少しでも上手くなりたい、試合に勝ちたい、そんな目標を持っていれば、その過程で必ず「困難」と向き合うことになる。
ライバルに勝てなかったり、理想のプレーができなかったり、自分の思い通りに行かないことだったり、頑張っても報われないことだったり、叱られてへこんだり、仲間とけんかをしたり。
そんな「困難」と正面から逃げずに向き合うこと。これはすごく大事なこと。大人と子供の狭間にいる中学生高校生あたりでこれを経験できる子はすごくラッキー。
大人になればなるほど、思い通りに行かないことなんてたっっっっくさんあるよ!
仕事や人間関係だけじゃない。自分の思い通りの人生を生きているかとか、幸せになれるかとか、人生における「困難」と言われることなんていくらでもこの先ある。
まだ小中高生の君たちは経験してないだけ。あと10年もすれば、この文章の意味も分かるようになるはず。
どんな困難が待ち受けているかわからないけど、何か目標や夢だったり、人生の中でやりたいことだったり理想の自分に近づいていけるように頑張る過程の中で、必ず困難と向き合わねばいけない時間が来る。
受験、仕事、天災、予期せぬ出来事。わかんないけどたくさんあると思う。
そんな出来事に出くわした時、その困難から逃げずに立ち向かう力をつけるのは大事なことではないだろうか。
一度自分で決めた道。思い通りに行かないからってそこからすぐに逃げ出しちゃうような人になるなんて、もったいない。もっとできるはずなのに。
「辛いことからは逃げよう!」って世の中言っている人たちもいるけど、その人は君の人生の責任を取ってくれないよ?
自分のプレーが上手くいかないからって、目の前にできる努力がたくさんあるのにそこから逃げることと、いじめや理不尽なことから逃げるのは違うことだよ?
辛い困難にもいろいろ種類があって、逃げるべき困難も時にはあるけど、ここは逃げちゃいけないところだって、きっと一番わかっているのは自分じゃない?
踏ん張った方がいいところで逃げちゃう子は、いつか逃げ続けた自分の人生のツケを払わなければいけない時が来る。必ず。
自分の人生は自分で決めないと。
今でも僕の周りにいる人たちは、逃げずに困難に立ち向かった人ばかり。自分も困難から逃げない自信がついた大人になれて良かったと思う。
僕が教えるチームの子たちも、そんな子が一人でも多くいてくれると嬉しいなあ。
中学スポーツを頑張れる3年生に残された時間はあと少し。最後まで逃げずにガンバレ。