激しいチーム内競争
今月のソフトテニスマガジンの表紙、女子優勝校の東北高校。
中の記事をよく読んでから表紙を再度見ると、涙してしまった。
記事を読み、表紙で抱き合う選手たちの表情を見て、この裏にあるドラマを想像しながら、また自分の経験を重ね合わせながら、感動する。
今年の夏に行われた石川インターハイの特集が今月号のメインであるが、読むと熱い思いがこみ上げる。
あぁ、自分たちと同じように頑張っているチームがこんなにあって、全国にはたくさんの熱い思いがあるんだなあ....ということを改めて思う。
春の選抜大会でも東北女子は優勝したが、選抜優勝の大きな要因の一つとしてメンバーが挙げていたことが「激しいチーム内競争」とのことであった。
そしてそのチーム内競争による成長が、今回のインターハイ優勝のベースとなったと記事には書かれている。
ということで今日のnoteのテーマは、「激しいチーム内競争」ということについて。
コロナ禍の現在、大会の中止や対外試合の禁止など、自分たち以外のチームと戦う機会が全くと言っていいほど無くなってしまった。
やはり県大会や関東全国で戦って勝つためには、チームメイト以外の様々な選手と対戦して経験を積むことが非常に大切である。
残念ながらそれができない今、ものすごく大切になってくるのは「激しいチーム内競争」である。
隣にいるライバルに負けないように頑張ること。一つでも番手を上げようと頑張ること。
後輩に負けないように頑張ること、先輩を抜かせるように頑張ること。
少ない大会のチャンスを掴めるように努力し続けること。自分が組みたい相手と組めるように、自分の実力を上げる努力をすること。
他チームと戦える機会が極端に減った今、目標はできるだけ近くにある方がモチベーションを保てるし、切磋琢磨がチーム内で起こればチーム全体のレベルアップにつながる。
競争し合える仲間がいるっていうのはすごく幸せなことだし、ライバルがいるからこそ自分が努力する動機付けにもなる。
努力を継続しないと、いつか来るチャンスは掴めない。そんなことは誰でもわかっているけど、努力を継続するのは本当に難しいこと。
特にコロナ禍で目先の大会が無くなってしまった今、目標を失い、努力する意味を見出せず、モチベーションを保つのが難しくなってしまった子は多いと思う。
それは当然のことで、自分が現役だったとしてもそうなってしまう可能性は高かったと思う。
だとしたら、そんな苦しい時代を仲間と共に乗り越えていく工夫を何とかせねば。
この先が見えないwithコロナの時代、それでも人生は進んでいくわけだし、失ったものを数えるより、自分の目の前にあるできることを何とか見つけ、共に頑張ろうじゃないか!
僕にできることは数少ないけど、僕が頑張ることで、僕と関係する誰かの頑張るきっかけになってくれれば嬉しい。
コートでの練習時間が限られる中、じゃあどうやって勝てる選手になる?どうやって努力する?
努力の方法はたくさんあるけど、それを実行するのは大変。その動機付けに、隣のライバルを想像してきっかけを作る。それがwithコロナにおける努力の継続方法。
先のことを想像してもどうなるかわからないから、できるだけ1日1日にフォーカスして、その日を頑張ることに集中するのがwithコロナにおける頑張り方。
もしかしたらそんな経験が、大人になったときに役立つかもしれない。少なくともそうやって努力のやり方や頑張り方を学ぶことができれば、将来に良い影響を及ぼすことは間違いないと僕は思うよ。
それはOBOGの子たちや受験生のみんなにも言いたいよね。この記事を見てくれている仲間たち、一緒に苦しい時期を乗り越え、お互い胸張って顔合わせたいよな!願ってる!
もちろん前向きに頑張れない時期もあるから、そんなときはマジで頑張らなくていい。そういう時は、うつ病の体験談とかの本を読むのがおすすめ。
大学生で就活してた時はおれもそういう本よく読んでた。苦しい時は、今の自分より苦しそうな経験が書いてある本を読むと、楽になるよ。
大会が無くなって悲しいのは自分だけじゃなくて世の中でスポーツ頑張ってる人全員だと思うし、だからお互い傷をなめ合いながら、もがいていこうぜ。苦しいもんは苦しいわけだし悲しいもんは悲しいものなので。
人間には「想像力」っていう神様が与えてくれた素晴らしいギフトがあるので、自分と同じように苦しい思いをしている人たちを想像しながら上手いこと自分と向き合って乗り越えていこう。
だいぶ話がそれました。
久しぶりに誰かに読んで欲しいなあと思う記事になった(気がする)ので、読んでくれたら嬉しいです。
多分同じようなことを思っている人は多い気がする、けど僕みたいに書くことにわざわざ自分の大切な時間を使おうって人は少ないと(笑)
最後に。
直接会って関わる時間が減ってしまったwithコロナの中で、どうやって自分の頭の中を公開していって、自分と関わる人にコーチとしての自分を理解してもらえるように努力するかってのを考える機会が増えた。
これを読んで、「このコーチになら可愛い我が子を預けられるわ!」って思われるように、書く努力を継続します。
今日は話も逸れてしまい長くなりました。読んでくださりありがとうございました!