羽の入った箱📦
ぼくには、できないから…。
カメさんは、かけっこが苦手。
ほんとは、走ってみたいのに。
レースに出たことはない。
"ぼくがウサギさんのように走れるわけがない。"
ある日、カメさんの枕元に、
見たことのない美しい箱が置いてありました。
その箱は見ているだけで美しいので、
もうこれで十分だと、
カメさんは神様からの贈り物に心から感謝しました。
⏳🕰⌛️時はすぎ……
カメさんは、ありがとう。と言いながら天国へと旅立ちました。とても満ち足りた笑顔で。
誰よりも速く飛べる羽の入った箱を、
開ける事のないまま…。
✴︎創作童話✴︎
【羽の入った箱】
thanks for reading❣️
いいなと思ったら応援しよう!
![-my HOME aroma-*ai](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/112626372/profile_8d23fd1b7bcededb5b062b0ab759beef.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)