047 怖いか?液状化の闇を暴く俺の才能が!④
今回はまさかの……都市伝説?
地盤セカンドドットコムのおしょうです
今日は、液状化現象に広がる業界の闇④、について
地盤を知らないままマイホームを建てると後悔する理由です
短期連載シリーズ『液状化現象に広がる業界の闇』についてです
①地盤保証では液状化現象は保証されない
②液状化判定は普通の地盤調査会社ではできない
③改良工事をしても液状化対策にはならない
④同じ改良工法でも液状化対策だと倍のコストがかかる
⑤液状化対策は、自治体によって違う
⑥改良なし判定の土地でも、液状化対策の改良工事をすべきか
⑦誰が液状化対策工事の要否を決めるのか
⑧検査機関から液状化の見解について指摘があったら
⑨某有名メーカーが鋼管杭工事を禁止にした驚きの理由
今回はこれ
④同じ改良工法でも液状化対策だと倍のコストがかかる
これも、ほとんど知られていません
僕もこの実態を知ったときに絶句したくらいです!
おそらく、住宅会社も、地盤会社も、保険会社も、
単体での専任業務の人なら気づいていないと思います
ただし、僕もこの事例に遭遇したのは、一度だけです
そのため、他の改良工事会社に裏を取りをしましたが、歯切れの悪い回答しかありませんでした
なので、今回の説法は、話半分程度、都市伝説みたいな感じで聞いてください
数年前、改良工事判定の現場の担当者から聞いた話です
住宅会社さんとお施主様で、羽根つき鋼管杭にすることが決まったそうです
この工法は、液状化対策工事になるものなので、
お施主様は、「せっかくだから液状化保証をつけたい」となりました
そうしたら、改良工事会社の見積が倍くらいに跳ね上がったそうです!
改良工事会社いわく
「液状化保証対応だと手続きや設計検討書などが大きく変わるので、この金額」
僕は話を聞いた担当者に
「それ、建築行政とか諸々確認相談した方がいいんじゃないか?」
とアドバイスしましたが、お施主様が了承されて、そのまま倍額で進んだそうです
なので、事の真相は分かりませんが、
後日、別の改良工事会社に聞いたところ、
「倍とは言わないけど、確かに工数(やること)増えるし、同じ工法でも液状化保証つけると言われるとコストは高くなる」
と言われました
今後、法改正が進み、液状化レポートが義務化されるのは時間の問題でしょう
その先に、液状化保証の義務付けが待っているなら、コスト倍増し、社会問題になるでしょう
そして、法の網をかいくぐって、理論値だけの怪しい新工法が生まれたり、
安易に引き受ける保証会社が、巨大地震で一撃で倒産し、沈下修正工事が請けられなかったり、
という最悪のシナリオが出るかも知れません。
液状化のトリガーは地震です。
地震で液状化現象が起こるのは、自分の家だけではなく、広域です
町内単位、地区単位、市町村単位
つまり、保証がついても、民間会社なんて、巨大地震一発で倒産します
保証する件数が凄いわけですからね
1棟1,500万円かかったとして、100棟で15億円です
売上ではなく、利益で15億円も出してる会社がどのくらいありますか?
僕のマイホームは、液状化リスクがない場所です
液状化に遭いたくないなら、液状化しない土地に家を建てましょう
地盤調査でもやもやしてる方は
おしょうにセカンドピニオンしてみたらどうでしょうか?
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調査報告書の読み方も教えますよ
次回の説法は、『液状化現象に広がる業界の闇⑤』です
お楽しみに!