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019 再調達価額にご注意を

最高5,000万円の保証なのに4,000万円の沈下修正が認められないのはなぜ? 
 
地盤セカンドドットコムのおしょうです 
 
今日は、再調達価額にご注意を、について 
 
知られざるお金の話です 
 
前回までのポストで一般的に地盤保証は、 
5/1,000以上の傾きで、最高5,000万円保証! 
って教えましたね 
 
でも、5,000万円まで保証される人はほとんどいないとお伝えしました 
 
保証で、より立派な豪邸を建てようと目論んだ人には残念なお知らせでしたね 
 
今日は、きっと、住宅会社も知らないであろう『再調達価額』です 
 
知らないだろうとディスってる訳ではなく 
これは、住宅不動産用語ではなく、保険用語だからなんですね 
 
ここで言う再調達価額とは、 
保証対象と同等のものを新たに新築や購入するのに必要な資金のことを指します 
 
たとえば、請負金額2,000万円の住宅を沈下修正するのに4,000万円かかる場合どうでしょうか? 
 
一見、最高額の5,000万円に達してないので、払ってくれそうですよね? 
でも、請負金額2,000万円だから 
同じ家は2,000万円で建つ訳です 
資材費・人件費の高騰などは無視されます 
あくまでも契約書ベースですから 
 
つまり、新たに建てた方が、沈下修正するより安いんですね 
だから、再調達価格オーバーを理由に沈下修正してくれません 
 
どこかに同じ家を2,000万円で建ててください、ってことなんです 
 
「解体するから、ここに建て直せ」って言っても、 
解体費・引越し代・仮住まい費用などは出ないでしょう 
まぁ、そんな事例に遭遇したことがないので、分かりませんけど 
 
再調達価額の概念がないと、きっと地盤保証は悪用されます 
一撃5,000万円の詐欺ができる訳ですから、悪い人はどんどん活用するでしょう 
 
なので、日本での安心の暮らしを守るためにも、再調達価格は重要です 
 
 
さて、不同沈下から保証、そして保証の支払われ方について3回にわたり伝えました 
気づいたら、不同沈下と等沈下と銘打った割に、等沈下を深掘りしてなかったです 

ですので、次回は等沈下についての闇深い話を語ります 
 
 
地盤調査でもやもやしてる方は 
おしょうにセカンドオピニオンしてみたらどうでしょうか? 
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調査報告書の読み方も教えますよ 
 
 

coming soon


次回の説法は、『等沈下についての黒い思惑』です 
お楽しみに!

 

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