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013 【予定変更】能登の土砂災害、地震→大雨→土砂災害のメカニズム

被害に遭われた方のご冥福と、捜索中の方々の無事をお祈り申し上げます 
 
地盤セカンドドットコムのおしょうです 
 
今日は、好条件の宅地は毎年減っている、についての予定でしたが、
急遽変更します 
 
能登の土砂災害、地震→大雨→土砂災害のメカニズム、について 
  
現時点で、ポストは30以上作っていますが、 
重要と感じる災害・社会情勢があれば、予定を変更して投稿します  
  
能登地方は、今年2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震によって大きな被害を受けました 
この地震はマグニチュード7.6で、石川県輪島市と羽咋郡志賀町は最大震度7に襲われました 
地震により、地盤が緩み、構造物が損傷したことで、後続の自然災害に対する脆弱性が増します 

今回、2024年9月21日から能登地方を襲った記録的な大雨は、 
地震によって既に弱体化した地盤にさらなる被害をもたらしています 
 
被害は時間の経過と共に増えていくでしょう 
9月23日10時現在の情報では、死者6人・行方不明者2人・安否不明者8人です 
 
雨量に関しても、能登豪雨は『100年に一度』想定を上回るとされ、 
NHKによると昨日『22日午後10時までの48時間雨量は 
輪島市で498.5mm、珠洲市で393.5mmと平年の9月1か月分の雨量の2倍余りに達し、 
いずれも気象庁が統計を取り始めてから最も多くなりました』との発表です 
 
おそらく、本日23日朝の時点では、 
輪島市で515mm、珠洲市では410mmには達してるのではないかな? 
これだけの豪雨なので、河川の氾濫や土砂災害が発生しています 
 
恐ろしいのは、道路冠水・床上浸水などの豪雨被害だけではなく、土砂災害です 
 
地震によって生じた地盤の亀裂や隙間に雨水が浸透しやすくなり、 
土壌の保持力が低下したため、土砂崩れや水害のリスクが高まるというメカニズム
です 
 
地震と大雨が相互に影響し合うことで、土砂災害のリスクが増大します 
 
地震による揺れで地盤が不安定になり、 
その後の大雨で土壌の強度が低下するため、 
通常では発生しないような小さな降雨でも、今後更なる土砂災害が引き起こされる可能性があります 
特に、軟弱な粘土質や飽和した砂質土壌は不安定になります 
 
地震は地盤に強い揺れをもたらし、これにより地盤が緩むことがあります 
特に震度5弱以上の地震では、地盤が不安定になりやすく、土砂災害のリスクが高まります 
  
更に、大雨は土砂災害を引き起こすもう一つの主要な要因です 
降雨によって地盤内の水分量が増加すると、 
土壌の強度が低下し、特に急傾斜地では崩壊が起こりやすくなります 
豪雨による土砂災害は、急傾斜地での崩壊や地すべりとして現れます 
 
また、地震と大雨が同時に発生する場合、その影響は相乗的になります 
地震によって既に緩んだ地盤に大雨が降ると、 
その後の降雨でも土砂災害が引き起こされる可能性があります 
このような事例は、日本各地で確認されており、特に山間部では注意が必要です 
 
例えば、死者29人を出した1984年9月14日の長野県西部地震では、 
地震による直接的被害は少なかったものの 
前日までの連続雨量150mm以上を観測した地域もあり、土砂災害を誘発しやすい状況でした 
強い地震によって御嶽山では、後に『御嶽崩れ・伝上崩れ』と呼ばれる大規模な山体崩壊が発生しました 
 
地震+大雨は土砂崩れや地すべりを誘発する重要な要因です 
 
地震、大雨、土砂災害は密接に関連しています 
 
防災対策を講じる上で、マイホームの地盤を知ることは非常に重要です 
 
 
地盤調査でもやもやしてる方は 
おしょうにセカンドオピニオンしてみたらどうでしょうか? 
料金などお気軽にDMでお問い合わせください 
調査報告書の読み方も教えますよ 
 
 

coming soon


次回の説法は、『好条件の宅地は毎年減っている』です 
お楽しみに! 


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