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029 要注意!いまだにスウェーデン式サウンディング試験を使う会社とは

そんな住宅会社は、既存不適格物件量産メーカーかも知れませんよ? 
 
地盤セカンドドットコムのおしょうです 
 
今日は、いまだにスウェーデン式サウンディング試験?、について 
 
今さら聞けない専門用語です 
 
前回、地盤調査の種類とメリデメについて語りました 
 
このポストをご覧の方の97%はSWS試験になるでしょう 
 
今日は、このSWSをもう少し深掘りします 
 
2020年10月26日付でJIS改正され、 
『スウェーデン式サウンディング試験』から『スクリューウェイト貫入試験』に変わりました
 
 
JIS改正審議にも参加した僕の師匠に 
「SWはScrew Weightだと思うんですが、最後のSは何ですか?」 
と聞いたら 
「うん、試験のSだよ」 
と言われました 
SWS試験だと、スクリューウエイト貫入試験試験になっちゃいますねw 
 
別の師匠に同じ質問したら 
「省略されているだけで、スクリューウエイト貫入サウンディング試験だよ」 
とのこと 
 
まぁ、どちらでも良いんですが 
 
当然ですが、JIS改正で、名称だけが変わった訳ではありません 
・手動式・半自動式・全自動式、それぞれの試験方法の改正 
・スクリューポイントの摩耗許容値の規程化 
・住宅会社との段階載荷の取り決めルール化 
・貫入深度ではなく、貫入長への表記変更 
などです
 
 
安心してください 
あなたは、地盤調査技師になりたい訳ではないので、覚えなくてOKです 
 
でも、もう4年も経つというのに、 
このJIS改正を知らない住宅会社がいたり、 
対応していない地盤調査会社がいるとしたら、あなたはどう思いますか?
 
 
プロとは呼びたくないですね! 
リテラシー低いですね! 
 
リテラシーが低い住宅会社や調査会社・改良工事会社が 
いまだに、SWS(スウェーデン式サウンディング試験)って報告書に書いているってどういう意味か? 
 
僕は、こういう会社は信用しません! 
 
情報のアップデートをしていないからというよりも、 
JISという規格に適合する意識に欠けているからです 
 
今後も、様々な民法改正や、建築基準法改正が進んでいきます 
液状化判定がスタンダードになり、平屋・2階建てでも構造計算が必要になるでしょう 
世の中では、常識がいつの間にか非常識になっていきます 
 
この場合、どんな恐ろしい未来が待っているかといえば、 
いつか既存不適格や違法建築になる住宅を建てるリスクがあるということです 
 
だって、JISに反しているから 
 
そもそもJISとは 
日本産業規格(JIS=Japanese Industrial Standardsの略)です 
日本の国家規格ですね 
 
因みに、JIS違反の罰金額は、2018年に100万円から1億円に引き上げられました 
それだけ重大なことです 
 
適当な会社に任せて、 
建築確認に合格しない=違法建築だったり 
将来の建替や売却ができないような既存不適格になったら、大変ですよ
 
 
おっと、また専門用語が出てきましたね 
次回は違法建築と既存不適格について語りますかね 
 
 
地盤調査でもやもやしてる方は 
おしょうにセカンドオピニオンしてみたらどうでしょうか? 
公式LINE準備中 
調査報告書の読み方も教えますよ 
 

coming soon


 
次回の説法は、『既存不適格物件が普通に売られている』です 
お楽しみに! 

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