043 宅地が液体になる?液状化現象で起きること
液状化現象ってイメージできますか?
地盤セカンドドットコムのおしょうです
今日は、液状化現象が起きると?、についてです
地盤を知らないままマイホームを建てると後悔する理由です
前回は、液状化現象が起きる3つの条件について話しました
今回は、液状化が起こるとどうなるのか
液状化対策をどう考えるのか
についてです
液状化現象とは、文字通り、
地震の発生によって、地盤が液体状になる現象のことです
まぁ、そうだろうなって思っても、イメージしづらいですよね?
そもそも土というのは、土粒子+水分+空気でできています
つまり、土粒子と土粒子の間に隙間があるんですね
その隙間を埋めているのが水分と空気です
前回お話ししたとおり、
粘土地盤ではなく、砂地盤で起きやすいというのは
砂は粘土よりも粒が大きいからです
粒が大きいということは、
砂粒同士の隙間が大きいので、空気や水分が多いんですね
普段は、この状態で安定していますが、
そこに大きな揺れが加わると、シェイクされるので、
地盤全体が変形し、隙間の水分を押し出します
これが地上に出ると、噴砂となります
噴砂すると、噴砂で空気と水分と砂が減った分、
残った砂地盤は沈降しますよね?
砂粒と砂粒の間の隙間が変状で小さくなるので、地盤が下がるのです
液状化現象が起きると
住宅のような重量物は沈降しますが
水道管のように比重が軽いものは逆に浮上します
それで、ニュースで見るように
斜めに傾いた住宅やタイヤが埋まった自動車、
逆に浮き上がったマンホール、
といった光景が広がるわけです
怖いですね
今までの話を踏まえると、以下が液状化現象が起きやすい地盤です
・埋め立ての造成工事を行った臨海地域
・湿地や水田を盛土造成した地域
・旧河道(以前、河川の流路)だった地域
意外とあるんですよ
もし、検討地の前歴が心配なら、DMや公式LINEで連絡をください
そのくらいなら、無料で調べてあげます
めっちゃたくさん来たら断りますが
大変そうなので、無料は1日先着5名まで、とかかな
では対策はどうなっているのか?
ここには、非常に大きな闇が広がっています
①通常、地盤保証では液状化現象は保証されない
②液状化判定は普通の地盤調査会社ではできない
③改良工事をしても液状化対策にはならない
④同じ改良工法でも液状化対策だと倍のコストがかかる
⑤液状化対策は、自治体によって違う
⑥改良なし判定の土地でも、液状化対策の改良工事をすべきか
⑦誰が液状化対策工事の要否を決めるのか
⑧検査機関から液状化の見解について指摘があったら
⑨某有名メーカーが鋼管杭工事を禁止にした驚きの理由
ざっと今思いつくだけでもこんなにあります
ということで、次回からはこの深掘り会にします
いくつかまとめてでもいいんですが、
工法解説とは趣旨が違うので、少し短めになっても1つずつがいいかなと思います
こんな生々しい話は、おしょう以外からは聞けないでしょう
住宅会社の人にも知って欲しい話なんですけどね
あなたはラッキーですね!
知っててマイホーム計画を進めるのと
知らずに後からびっくりするマイホーム計画、
どっちが良いですか?
地盤調査でもやもやしてる方は
おしょうにセカンドピニオンしてみたらどうでしょうか?
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調査報告書の読み方も教えますよ
次回の説法は、『液状化現象に広がる業界の闇①』です
お楽しみに!
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