033 その手があったか!災害に遭わないための究極の方法
ローコスト住宅でも災害に遭わない究極の住宅を建てられますが、知りたいですか?
地盤セカンドドットコムのおしょうです
今日は、災害に遭わないための究極の方法、について
知らないとヤバい災害の話です
前回、宿題(?)を出していましたね
災害に遭わないためには、どうしたら良いでしょうか?
実はこれ、014・好条件の宅地は毎年減っている、で答えを出しています
あなたの回答はどうでしたか?
大切なのは、正解を導くことではなく、この問題について真剣に考えることです
答えは一つではありません
おそらく、みなさんの回答は全て、正解なんです。以上
で終わったら炎上しそうなので、僕なりの答えを出しますね
Q:災害に遭わないためには、どうしたら良いか?
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A:災害に遭わない土地に住む
です
『災害に遭わないためには、災害に遭わない土地に住むこと』
まるで、小泉構文のようですが、結論これね!
つまり、
『災害に遭わない究極の住宅とは、災害に遭わない土地に建てた住宅』です
坪単価100万円を超える災害対応住宅を建てなくても、
どんなローコスト住宅でもできる遣り方ですよね?
当然、会社や買い物中に被災することもあるでしょうけど、
家が無事なら、家族も無事である可能性が高いですし
帰る場所があるっていうのは、何よりも心強いんですよ
被災後の、諸々の心配事も少なく済みます
僕は311で数日避難所生活もしましたし
職業柄、市役所や避難生活者の取材もしました
甚大な被害を受けた宮城県の名取市役所では、役所の中も避難所でした
避難所で何ヶ月も暮らすとか、仮設住宅に移転するとか
今までの生活環境が一変しますから、想像を絶する状態です
賃貸アパートなら、引っ越せばいいやで済むかもですが
頑張って建てた夢のマイホームだったらどうですか?
311、午前中に鍵の引渡を受けて、数時間後津波で流された家もあります
残ったのは35年ローンだけです
幸い、大きな被害じゃなかったとしても
補修しないと崩れたり、雨漏りしたり
お金もかかるし
保険が使えても、手続きに時間がかかるでしょう
家を空ける場合は、空き巣・窃盗被害も気になります
ペットを同伴できる避難所だって、まだまだ少ない
家族写真や大事なコレクションなどが津波で流されたり、
PCがクラッシュし、データが復旧できなかったり、
蔵書やお気に入りの服が焼失したり、様々な損失が考えられます
人間は、楽観性バイアスに囚われます
楽観性バイアスとは
根拠がないのに、自分だけは災害に見舞われないなどと考えてしまうことです
毎日、どこかで災害が発生し、
毎日、どこかで交通事故が起き、
毎日、多くの人が亡くなっています
今、私たちが無事なのは、たまたまです
単純に運が良かっただけです
残念ながら、犠牲者を出した災害には、
僕たち、災害対策のプロ・地盤のプロから見れば、
起きるべくして、起きてしまった
そう断じてしまうケースも少なからず、含まれるのです
特に土砂災害の現場で、顕著です
僕が、地盤調査のセカンドオピニオンをする時だって、
SWSのデータよりも、ロケーションを重視します
重要なのは、災害で命を落とすような危険な場所に住まないことです
なので、セカンドオピニオンで「その土地はやめた方が良い」と言うこともあります
住宅会社に忖度する地盤会社のセカンドオピニオンだったら、100%言わないでしょう
そんなこと言ったら、住宅会社から猛クレームきますからね
「お前のせいで、契約が流れた」とかね
それも含めて、地盤会社には施主のセカンドオピニオンをするメリットがないんです
特に土砂災害・高低差には気をつけてください
想像してください
大雨で、裏の山が崩れたら、その家に土石流が来ませんか?
擁壁が崩れたら、家も倒れませんか?
何らかの事情で、浸水リスク・津波リスク・土砂災害リスクなどがある土地に住む場合、
安全な避難所と、そこにたどりつく安全なルートを確保できていますか?
災害に遭う前の日常でも、やれることは、あるんです
地盤調査でもやもやしてる方は
おしょうにセカンドオピニオンしてみたらどうでしょうか?
公式LINE準備中
調査報告書の読み方も教えますよ
次回の説法は、『災害の定義』です
お楽しみに!