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ヘナカラーにかける想い②

【美容室業界への提言】
私の業界の一員ですが、これまでの経験上のお話です。

美容師は、当たり前なのですが、スタイルや色味などのデザイン性にこだわることが大好きです。もちろん本質的には私も好き。

しかしそれを優先するあまり、髪のダメージであったり、頭皮や体の影響についてはある程度目をつぶる傾向にあります。

今では髪質改善を掲げるサロンも増えましたが、そういったお店でもハイトーンカラーやブリーチ剤を普通に施術していたり、仕上げに高音でアイロンやコテでお仕上げしたりしています。

そういった技術でお客様の髪をダメージさせて、髪質改善をしましょう、髪を修復させましょうとトリートメントをおすすめする矛盾のあることを当たり前のようにやっています。

デザイン性を求めるのはとても良いのですが、髪のダメージや頭皮の健康にはそこまで関心を持つには至っていないのが現状です。(以前は私もそうでした・・)

またデザイン性をお客様に売って行かないと、料金が低めになり利益が少なくなるので、ダブルカラーやオンカラー、メッシュ、パーマ、お客様に必ずしも必要のない縮毛矯正をおすすめし、単価を高めていっているのも往々にしてあります。

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【ヘナカラーはどんな方におすすめなのか?】

ではどういった方がヘナカラーに適しているのか?

まずは、白髪染めでかゆくなる方、染めている時にヒリヒリと痛い方です。

上で述べたように、かゆくなるのは「ジアミン」が原因です。ヒリヒリと痛い方は白髪染めの中に含まれているアルカリ成分が原因。

ヘナカラーはこのどちらも含まれておりません。

弊店の使用するヘナは完全に100%天然成分のヘナです。
ですのでかゆくなることもヒリヒリと痛くなることも、まずありません。

白髪染めでそういった症状が現れる方に、全然かゆくならないし、痛くもならないとびっくりされます。

化学的なものは一切は切っていませんから当然です。

髪にダメージがあることも全くありませんし、逆に染めれば染めるほど髪がキレイに艶髪になっていく、トリートメント効果も兼ね備えたものです。染めれば染めるほどキレイに艶髪になっていきます。

あとは、
・髪が細くなったり減ってきたと感じる
・ハリ、コシ、ツヤがなくなってきた
・ボリューム感が減ってきた
・白髪染めの繰り返しでダメージが気になる

これらに当てはまる方はヘナカラーにぴったりです。

髪にツヤを与え、髪を1本1本強くし、スタイルにハリコシを与え、ボリューム効果抜群。

しかしデメリットとしては、色味を選べないことです。

ヘナの成分に含まれているのはオレンジ色の色素。

黒髪を染めることはできませんので、白髪だけにオレンジの色が染まります。

白髪割合の多い方はオレンジで派手になりやすいので、その場合はインディゴ(藍)で2回染を行います。オレンジ味を抑え、自然で落ち着いたブラウン系に染まっていきます。

染めたては、特に根本あたりはオレンジ+インディゴのブルーでグリーンの色が出たりしますが、2~3日でグリーン味がおさまり自然なブラウンへと変化します。

白髪染めみたいに、こういった髪質にこういった白髪割合に方に、この薬剤を塗布するとこういう色に染め上がります、と計算されて作られたものではありません。

その方の白髪割合や、髪質によって染め上がりが微妙に違ってくる、まさに天然成分だけのものなのです。

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【ヘナカラーをされたお客様はどう変わったのか?】

ヘナカラーをされているお客様の施術例はたくさんあります。

ヘナカラーをされる前は、
・白髪染めの繰り返しでハイダメージ毛
・パーマと白髪染めの繰り返しでハイダメージ毛
・縮毛矯正と白髪染めの繰り返しでハイダメージ毛

こういった方が多くご来店され、ヘナカラーをしていった結果、
・ダメージでつやがなかったが、輝く美髪に
・ハリこしが増し、ボリュームが出てきたのでパーマの必要がなくなり、結果健康毛になりボリュームUP
・ヘナで健康になり、癖毛がある程度収まるようになり、縮毛矯正をやめて健康毛になり、キレイな艶髪へ

こういった事例はたくさんあります。

白髪染めと、メッシュやパーマや縮毛矯正をおすすめされた方も多いと思います。

それが悪いわけではなく、本当にそれらが必要かどうか?だと思います。

美容室の売上UPのためだけの技術や、本当は他の技術で賄えるけども美容師の技量不足でおすすめされる縮毛矯正のために、髪のダメージを進行させてしまうのはとてももったいないことだと考えます。

また、白髪染めやご自宅で使用しているシャンプー剤、スタイリング剤、またアトピー性皮膚炎などが原因で頭皮が荒れていた方、大きなフケのようなのがよく落ちてくる方が、ヘナカラーで染めていくうちに改善された例もたくさんあります。

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【最後に】
ヘナは「ヘナの木」の葉を粉状にしたものを、お湯で溶くだけのものです。

古代インドの時代からヘナは使用されており、もともとは体に塗って皮膚病や傷の治療にも使われていた薬草です。

現代においても世界各地で、薬草として、エステの一環として、髪染めにと使用されているものです。

また日本においても昭和の時代から白髪染めに使用されるようになったり、ヘナの粉をお風呂に入れて「ヘナ風呂」として皮膚病やアトピーの改善目的などに使用されいます。

白髪染めにしても「ヘナ風呂」にしても、頭皮や皮膚から経皮吸入され、体の毒素を出すデトックス効果もあります。

色味はヘナのオレンジと、ヘナ+インディゴ(藍)のブラウンと2色だけになるのがデメリットですが、そのでデメリットをはるかに上回る効果とメリットがありますので、ぜひ興味を持たれた方は1度お試し頂くか、ご相談だけでもしてみて頂ければとても嬉しいです。

皆様のご来店やご相談を心よりお待ちしております。
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