【C102】初めてVTuberジャンルで参加してみて
こんにちは。Miyagawaです。
先日開催されたコミックマーケット102にて、サークル『かわいいアヒルの子』から、ホロライブ所属のVTuberとのギャルゲ風ライトノベル『君と過ごすホロライブ ―後編―』を頒布しました。
ホロライブ所属のVTuberである、白上フブキ、宝鐘マリン、天音かなた、大神ミオと学園生活を送る内容となっております。
前回の冬コミ(C101)では、前編を頒布しており、
今回の後編で、無事完結となりました。
当日は著者のみるひおーれ先生とともに、売り子を務めさせていただきました。
足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
実は今回、初めてVTuberジャンルでのサークル参加を体験する機会となりました。
これまでにMiyagawaがサークル参加を経験したのは、アニメ(その他)ジャンル。
サークル『かわいいアヒルの子』が、VTuberジャンルで参加した前回の冬コミ(C101)では、みるひおーれさん、すぺるさんの2人に、売り子をお任せし、Miyagawaは現地に行きませんでした。
冬コミでの様子は、みるひおーれさん、すぺるさんから聞いていたのですが、百聞は一見に如かずとはよく言ったもので、実際に現地に足を運んでみたことで、色々発見というか、気づきがあったので、まとめようと思い、筆を執りました。
①小説は異色
これはある程度予測していたことですが、我々のように小説を出しているサークルは結構な異色のサークルです。
周囲のサークルのほとんどがマンガやイラスト集を出しており、同人誌と聞いて一番に思い浮かぶような本が並んでいました。
次に多いのがアクスタなどのグッズ系を出しているサークル。
見渡した感じ、同じように小説を出しているサークルは見当たりませんでした。
ところで、今回、島の端に配置され、目立ちやすくて良い位置なのでは、と喜んでいました。
前回の冬コミでも同様に島の端でした。2回続くと偶然ではないように思えてきます。
もしかすると、小説が異色過ぎて、他のサークルに囲まれる配置にするわけにいかず、異端児を端っこに寄せておいた結果なののかも……?
配置自体が、VTuberジャンルでの小説の異色さを表しているかもしれません。
②ポスター掲示の大合戦
この写真を見てください。
売り子をしているMiyagawaから見える景色です。
開場して30分後くらいです。
めっちゃポスターが多くないですか?
コミケってこんな感じだっけ? と困惑してしまいました。
確認のため、午後になってから東1~6ホールをぐるりと1周歩いてみたのですが、他のジャンルはもっと見通しが良かったです。
やはり、VTuberジャンルはポスターの掲示が集中しているエリアのようです。
絵柄と画力を武器にするサークルが多いのに加え、VTuberジャンルとしての需要だけでなく、男性向けジャンルとしても需要があるため、必然的に、ポスター掲示の大合戦が起こるのでしょう。
(どうでもいいことなんですが、「ポスター掲示の大合戦」って、「王政復古の大号令」と同じリズムで気持ちよくないですか?)
売り子経験があるジャンルはアニメ(その他)、よく買い物に行くジャンルは評論、という人間としては、視界の遮られっぷりに驚きました。
余談ですが、今回『かわいいアヒルの子』が配置されたのは宝鐘マリン島でした。VTuberジャンルの中でもR18サークルが多かったです。
そんな宝鐘マリン島で、父親と娘(未成年)と思しき一般参加者を数組見かけました。
弊サークルでは、なんと、15歳前後の女の子が『君と過ごすホロライブ』が気になって、父親にお願いして買ってもらう、という出来事が。
……信じがたい光景でした。
弊サークルの頒布物は全年齢向けの健全なものですが、隣のサークルはR18でしたよ?
「オタクの英才教育だ……!」と、その子の将来に期待しつつも、
「ろくにゾーニングされてませんけど大丈夫ですか?」と、その子の将来が心配になるのでした。
④公式勢のディープさ
①~③に書いたのは、配置番号が若いエリア、にじさんじやホロライブといった大手事務所のVTuberのファンが2次創作を出しているサークルについてです。
では、配置番号が大きいエリアになると、どうなるのか?
VTuber本人が公式サークルとして出展していたりします!
なんと、VTuber本人が売り子をしているサークルもあります。
VTuberが売り子とはどういうこっちゃ?
となりますが、サークルスペースの机にモニターとカメラが置いてあって、本やグッズを買うと、リアルタイムでVTuberと会話できるんです。
(ネットワークと電源の設備はどうしてるんでしょうね……?)
こんなのアリなのか……と度肝を抜かれました。
同人誌即売会というよりは、アイドルのお渡し会のようです。
コスプレイヤーさんがROMを頒布しているサークルだと、レイヤーさんによるお渡し会のような側面もあったりするので、その延長なんでしょう。
他にはVTuberのモデリングなど、VTuberを支える技術的なことを記した本もありました。
VTuberのファンサークルが2次創作を出していることしか想像していなかったため、ディープな空間に映りました。
まとめ
初めてVTuberジャンルで売り子をしてみて、美麗なマンガやイラスト本、R18本を目当てに歩き回る参加者が多いことがよく分かりました。
そんなVTuberジャンルで小説を頒布するということは、来る人の大部分が求めるものとは違うものを頒布しているということです。
しかし、マンガ、イラスト本をメインのお目当てにしつつも、ラノベに興味が湧く人が少なからずいるはず。
そんな参加者の中から、一人でも多く『かわいいアヒルの子』と『君と過ごすホロライブ』の存在に気付いて、立ち止まってもらうために、イラスト、デザイン、設営が重要であると改めて痛感しました。
……大事なのは、じゃあ具体的にどうするか、なのですが、それは次回の冬コミ(C103)まで考えるとしましょう。
そういえば次の冬コミでは、みるひおーれ先生がmiCometで筆を執ると言っています。
35Pの方々、星詠みの方々、よろしくお願いします!
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