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未成年〜未熟な俺たちは不器用に進行中<記録(蛭川)>

ご覧いただきありがとうございます🙇🏻‍♀️

今回は、蛭川の人生や蛭川のワードセンスというか、その言葉をここで使えるの素敵すぎないか?!ということついて話していきたいと思います。



♦蛭川と水の音

「俺がここにいるかぎり、悲劇はおきない。同じでしょ。」

ドラマ未成年より

水の音で、私たちが唯一知ってる劇中のフレーズ。逆に言えば、蛭川が水の音で最も印象深くて救われた部分ということです。
蛭川が水の音に出会ったのはいつなのだろう。映画水の音が円盤化されたのは2015年、蛭川が小学6年生〜中学1年の時期です。水の音が上映されていた時期は円盤化される少し前なのでどちらにしろまだ幼いですがきっと蛭川は劇場に足を運んで観に行ったんだろうなと思っています。

ここでずっと考えていることがあるのですが…蛭川が水の音に出会った時には、もう親の離婚が成立している時だったのか、それともまだあの家で3人で暮らしていた時だったのかという疑問です。
ただ、2話で水無瀬に対して話す水の音の解釈や2話の初キス直前の聞いていると、離婚をする前からこの作品に出会っていたのかなと思わせるような話していました。

「苦しみを乗り越える人もいれば、苦しみに侵食される人も居て。この映画は全てを肯定してくれる。だから好き。この主人公はね、苦しみの波が大事な人にまで押し寄せないように、海に残って見張っているんだよ。」

ドラマ未成年2話より

まだ小中学生あたりの男の子が1つの映画でここまで解釈して物語の奥深くまで読み取って自分のものにできるって本当にすごくないか?!
親の離婚の時にこの映画を蛭川は思い出したのかな…だからといって自分がここで防波堤になるんだと決心した蛭川、本当にすごくないか?!(何度でも言う)

ずっと一人で苦しみを抱えて大事な人、(蛭川にとっては母親だよね)を守ってきた蛭川、水無瀬と同じことを言ってしまうけれど…君はもっと、幸せになっていい。



♦蛭川の繊細で優しい言葉選び

10話で、蛭川が1話の時に水無瀬に水を飲ませてもらったことを水を"恵んでもらった"と表現しています。
ここでわざわざ恵んでもらったという言葉をチョイスする蛭川にこの人の話す言葉はなんでこんなに温かくてこんなに思いがこもっているんだと感動しました。そこで気になって恵んでもらうに含まれている意味を詳しく知りたいと思い調べてみたのです。
恵んでもらうという言葉には、
"それがあるお陰で、ありがたい影響を受けているさま"という意味があるそうです。
私は最初水を恵んでもらったんだという蛭川を見て、蛭川の言葉は優しくて1つの言葉にかける思いが大きくて重くて本当に心が綺麗な人だな〜…と感じました。勿論、それはそうなのですが、恵んでもらったという言葉は蛭川の本心でただそう思っていたから出てきた言葉だったのかと気付かされて、蛭川のボキャブラリー素敵すぎるだろう…少し覗かせてくれよ…となってしまいました。

他にも、例えば4話での蛭川。
アイスキスの後眠ろうとする水無瀬にかける言葉、

「ここに居るから、安心して寝てよ」

ドラマ未成年4話より

蛭川が話しているシーンなのに蛭川には一切フォーカスが合っていない、でも私ドラマ未成年の蛭川のセリフの中でなんだかんだこれがいちばん好きで印象に残っているかもしれないです……

独りでいることが大丈夫だと言う水無瀬の嘘と弱さを理解して分かってあげることができた、繊細で人情深い優しい蛭川だからこそできた行動と発言。自分勝手な水無瀬の母親とは正反対で、蛭川のどの言動にも水無瀬への愛を感じられます。
水無瀬と蛭川の出会うべくして出会えたこの感じ、たまらなく好きなのです…



まだ言語化したいことも思いもたくさんあるのになかなか纏められなくてとりあえずここまで、、(т-т)

未成年はどこにも無駄がなく繊細でどの場面も全てがあまりにも大切で、私の憶測で書きすぎてこの大好きな作品に傷をつけてしまったらどうしようかと悩みながらもがんばって優しく扱っているからすごく文章が不器用で変だな…と自分で見返してても思います💧‬
そんな私の未成年記録を読んでくださりありがとうございます🙇🏻‍♀️まだ書き残したいことたくさんあるので是非また覗きに来ていただけたらすごく嬉しいです♪

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