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回胴の近未来(6.2号機解説編)

みなさんパチスロ打ってますか?
みなさん6号機打ってますか?
みなさん6.2号機は打たれたでしょうか?

本日は6.2号機について開発者目線で解説します。

結論から申し上げますと
6.2号機以降高い出玉性能の機械が増える
一撃3000枚以上出る出玉性能の機械が増える

上記結論に向けて順を追って解説していきます。

■最初に(6号機の失敗の原因)

6号機がここまで受け入れられなかった原因は2400枚規制や有利区間の問題といわれています。しかし、つまる所、

6号機の規則(及び内規)にあったゲームデザインをしてこなかった事

です。

5号機と同じように、上乗せ、ストック、スペシャル特化ゾーン、プレミアフラグなど同じノリでゲーム設計を行った場合、打ち手は5号機からの劣化や引き損を強く感じました。

結果、2400枚リミッターのデメリットを大きく感じてきました。

とはいえ「5号機との共存時代」において、5号機をベースにした機械を作らないと遊技イメージ(遊び方、出玉の出し方)がわきにくく、そうせざるを得なかったとも感じています。

6号機は2400枚しか出ない機械ではありません。しかし
2400枚までしか出ない!
2400枚出れば遊技終了!
このように遊技を設計してきたことのツケが現状となります。

■パチスロ復興の兆し

しかしここにきて、1回の遊技で2400枚を超える機械が出だしてきています。ときに2400枚上限をほぼ意識しない機械もあります。

✅S鉄拳デビル
✅S百花繚乱
✅Sうしおととら
✅S麻雀物語4
✅Sチバリヨ
✅S沖ハナ
・・・

AT終了後そのまま自然な流れで引き戻しゾーンやチャンスゾーン、天国のゾーンを遊技して自然とやめたときに2400枚以上出ている機械が増えています。

5000枚以上の報告も増えてきましたね!
万枚も!?

今後の6号機のトレンドは自然と2400枚を超えるゲームデザイン(仕様設計)です。

■6.2号機とは

では、やっとここから6.2号機の話となります。

まず、6.2号機からの変更点は以下となります。

有利区間の上限が1,500Gから3,000Gへ

では、6.2号機になったことでのメリットは何なのか?

巷では

低純増機が作れるようになる
どこからでも2,400枚獲得可能

と言われています。

しかし、今後の6.2号機においてこれらをウリとした機械は危険だという事を認識して持ち帰っていただければと思います。

低純増機が打ちたかったのですか?
そもそも、2400枚で満足してませんよね?
全員うなずいたの確認)

6.2号機で3000G上限、メダルレス機で上限撤廃って言っても、

2400枚上限がある時点で6号機終わり

と多くのユーザーにはポジティブに捉えられていません。

ただただ2400枚取得をウリにした機械は皆が求めるパチスロではない

のです。

特に、現状の回胴市場において5号機におけるGOD系、沖ドキ系、初代サラ番といった高射幸性機の後釜が埋まらなかったのが響いています。

当然、A+ARTやRT機、などマイルドで遊びやすい機械を求めておられる方もおられるのは存じ上げておりますが急務としてこれらヘビーユーザー層が打てる機械が市場から抜け落ちたのが大きな衰退の原因です。

もちろん、1つのポジションとして低純増機も必要ですがこれに頼った機種構成は危険だという事です。それらの機械は打順にたとえると、2番打者や7,8番打者の位置づけです。

■今後の6号機のポイント

6.2号機もとい、有利区間のゲーム数上限を3000Gにした設計だけなら簡単にできます。

難易度が高いのは当該ペナを採用した6.1号機仕様と、有利区間3000Gをフルに使う仕様です。

今後の6号機において重要なポイントは
6.1号機仕様(当該ペナ仕様低ベース)×6.2号機仕様(有利区間3000G)
です。

確実にこれらの仕様を搭載できている事が最低ラインになります。

高ベース機にやっと慣れた今において低ベース機に懐疑的な意見もあります。しかしエンジンだけをみれば低ベース機の方が圧倒的に強いです。

パチンコ・パチスロがよくネタで

10万つかって9万でたら実質勝ち

って言われる由縁がこれにあたります。

反面、2万つかって1万でるは同じ収支、同じ時間を遊技したとて時間の無駄とすら言われちゃいます。

出玉率が同じ場合、結局つまる所
10万使って9万出る機械
に近づけた方が今のユーザー(ヘビーユーザー)の求める性能といえます。

2400枚以上でないのではなくイン枚数が少ない6号機において出せるわけがなかったのが6.0号機の正体です。

その反面、低ベースが可能となった6.1号機以降はイン枚数が増え、アウトも出せるようになります。

アウトの出し方ですが、当然同一有利区間では2400枚までしか出せませんが、複数の有利区間を渡り歩きながら2400枚以上出します。

有利区間開始時にある程度の出玉性能(引き戻し性能及び初当たり性能)を持たせる事で
1000枚(有利区間終)→1000枚(有利区間終)→1000枚(有利区間終)…
と繋がります。

沖ドキ、チバリヨのように200枚程度のATが高い連荘率で繋がり一撃(打ち手がヤメ時と感じるまで)3000枚以上出る機械が増えてきます。

これまでの1500G上限の有利区間だと、引き戻しCZを抜けても1500G回すだけですぐ再突入してしまうのでこの引き戻し性能を強くする事が出来ませんでした。

また、強くしてしまった場合その後無抽選区間に近い弱い通常時を持ってこないといけない為強烈なヤメ時となっていました。

すぐ思いつく機種が何機種あることやら・・・
→これらの機種は性能が良くてもカラクリがばれるとすぐ稼働が終わる

1500Gが3000Gと単純計算突入頻度がより低くなりさらに低ベースになる事で引き戻し性能も強くすることができるのは感覚的にお分かりいただけるのではないでしょうか。

結論
6.2号機以降高い出玉性能の機械が増える
一撃3000枚以上出る出玉性能の機械が増える

しかし今後3000枚以上現実的に狙える機械が出てきてもメーカーはそこはウリにはしません(できません)。2400枚で規制しているのに2400枚以上をウリにするって顔が立ちませんからね。

なので、ゲームフローや出玉性能をみながら出玉の出し方を推測してみると今後のヒット機種がみえてくるかもしれません。現状発表されている機械の中にもよい性能(ゲームデザイン)の機械がありますよ!

■要チェックポイント
✅AT終了でやめなくていい台
→今後終了画面やめ推奨とか言われる台作っちゃうメーカーほんまダメ

今回あえて言及は避けていますがメダルレスになればさらに仕様の幅は広がります。こちらについてはまた別の機械に・・・

今回の解説は以上となります。

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