WebX2024に参加してきました
2024年8月28日(水)、29日(木)にザ・プリンス パークタワー東京(東京都港区芝公園)で開催されました、アジア最大規模のWeb3イベントである「WebX2024」に参加してきました。
実際に参加してきたのは29日の短い時間でありますが、平日にも関わらず多くの人で賑わっていましたのでいくつかご紹介できればと思います。
WebX自体は2023年に第一回目が開催されてから今回が2回目の開催となりますが、スピーカーとして登壇される方の顔ぶれが非常に豪華かつグローバルなイベント(有料)です。
スピーカーの著名人は岸田総理(ビデオ)をはじめ、最近東京都知事選で話題となった石丸伸二氏や安野貴博氏、台湾からも元台湾デジタル発展部部長のオードリー・タン氏、あとはメディアでもおなじみ西村ひろゆき氏や田村淳氏、メンタリストDaiGo氏、関口メンディー氏など各界の著名人が一堂に会しました。
今回は、ブースパスというWeb3関連事業者の方が出しているブースを回れるチケットで入ったので残念ながら業界の著名人の方の講演などは聞くことができませんでしたが、ブースにも外国人の方が多く来場されていて、日常ではあまり体験できない空間で新鮮でした。日本で開催しているイベントではあるものの、やはりWeb3という分野は日本はまだまだ普及しておらず、海外がメインの市場であることを実感しました。
一方で、国内企業ではbitFlyerやbitbankといった暗号資産取引業者はもちろんのこと、NTTやトヨタ、野村といった日本の伝統的な企業もブースを出展しており、日本の大手企業もWeb3へ参入してきていることが伺えました。
個人的には昨今のエアドロップ(暗号資産のプロジェクトに何らかの貢献をした人に対して独自のトークンを報酬として配布するイベント)ブームで名前を聞いたことがあり興味があったプロジェクトのブースでお話をいくらかさせていただきました。
特に興味があってお話をお聞きしたのは「Babylon」というプロジェクトです。今までイーサリアムなどアルトコインで行われてきたようなステーキングをビットコインでもできるようにするプロジェクトで、個人的にはエアドロップへの期待でよく目にするなという認識で、あまり深く中身を理解していませんでした。
エアドロップはVCから集めた資金をテストネットなどに参加してくれた方など貢献してくれた人に配布する仕組みですが、そもそもこのBabylonの収益構造ってどういう仕組みになっているんだろうという疑問があったので聞いてみたところ、「Babylonではビットコインのブロックチェーンの強固なセキュリティを、PoS(プルーフオブステーク)の通貨へ提供することで、その対価として収益を得るという構造になっている」と詳しく教えていただきました。こういったことを気軽に質問できるところがオフラインイベントのいいところですね。
他にもブースエリアの各ステージでは様々な講演が常に開催されていたり、私が行った時間だとVRアーティストのせきぐちあいみさんの公開制作も生で見ることができ、次世代のアートも感じることができました。
また、秋元康さんプロデュースの「IDOL3.0 PROJECT」から誕生したアイドルグループ「WHITE SCORPION」のハイタッチ会なども盛り上がっていました。実際にリアルな場だけでなく、メタバース空間などオンライン上での活動もしていくアイドルグループということで、オンオフ両輪で活動するのがアイドルの新しいスタンダードになっていくのかもしれませんね。
WebXは来年も開催予定となっていますが、Web3に興味がある方はもちろん、普段テレビなどで見かける著名人の講演なども間近で聞くことができますし、サイドイベントも都内の各地で行われていて国籍問わずネットワークを広げたりすることもできるのでWeb3関係のビジネスをしたい方にもおすすめです。
ビットコイン価格をはじめ暗号資産は現状低迷しており、あまり盛り上がっているとは言えない状況ですが、過去の傾向を見るとこれからまた来年にかけてバブルがくる可能性は大いにあります。特に暗号資産はひとたび盛り上がれば凄まじい勢いで上昇するので、乗り遅れないためにも、ご自身でも調べたりコミュニティに参加するなど情報収集して備えておきましょう。