実践的なキャリア支援の方程式とは?【3日間連続セミナーキャリア支援を仕事にする方法1日目レポート】
株式会社MYコンパスは、2022年12月20日から22日の3日で、連続オンラインセミナー「キャリア支援を仕事にする方法」を開催しました。
2022年12月16日に開催したセミナーが、お申し込み560名を超える大盛況!
それを受け、追加開催となったこの3日間連続オンラインセミナー。
MYコンパス代表の岩橋ひかりが3日間で3つのテーマをお届けします。
1日目)実践的なキャリア支援手法
2日目)マーケティング
3日目)キャリア支援者自身の自己一致
まずは1日目、「実践的なキャリア支援手法」をテーマに、キャリア支援者として必ず押さえておきたい、
についてお届けしました。
この記事では、MYコンパス広報担当の佐々木が、セミナーの内容のダイジェストをお届けします。
●「してあげたいはエゴ」相手の力を信じること
このセミナーでも、普段も便宜上、キャリア「支援」という言葉を使っていますが、本当は「支援」という言葉は好きではなく、あまり使いたくない言葉という岩橋。
これまで多くの女性のライフキャリアに伴走する現場に立ってきたからこそ「支援」という言葉がいかに現実と乖離しているのかを感じているという話からセミナーはスタートしていきました。
「支援」という言葉は「かわいそうな誰かに手を差し伸べてあげる」そういった意味合いもあり、キャリア支援者側も「自分よりかわいそうな誰かに支援をしてあげたい」そういった考え方もよく聞く話。
でも、どんな人にも「変わる力」や「成長したい」「より良い方向に変えていきたい」とう意欲はある!だからこそその力を私は信じている、と岩橋。
支援者にとってそういった相手の力を信じることが大前提であり、そう思っていたら「何かをしてあげたい」とは思わないはず、現場に立てば経つほど、「支援してあげたい」のおこがましさを感じていると言います。
支援者が「変えてあげる」から「変わっていく」のではなく、
クライエント本人が変わっていかなければ意味がない!
改めて「してあげたいはエゴ」というのは本当に大切はポイントです。
●本当の意味での「キャリア支援」とは?
岩橋が思うキャリア支援とは
よくあるのが支援者がクライエントに「何かしてあげる」そして、その「してあげた」ことに対して、支援者が喜びを感じ、自己満足感を味わうということ。でもそれはあまりいい循環ではないと岩橋。
クライエントが「変わる」だけではなく「自走できる」ということが大切なポイントと続けます。
なぜ「自走」なのか。
それは人は本当の自分の望みを自覚すると、どんどん自動的に行動し、変わっていくことが起きていく!結局、支援者ががやることは「本当の望みを自覚できるように支援すること」。それができればクライエントはどんどん自分で進んでいく。そうなるとキャリア支援でやるべきことはほぼ終わってしまうくらい!
本当の望みを自覚する。
これこそがキャリア支援の真髄であると、力強く話していきます。
キャリア支援をやろうと思った時にカウンセリングの手法やセミナーの内容、集客の方法など、事象の方に目を向けてしまいがち。でも結局いくらカウンセリングが上手くなってもマーケティングができるようになっても意味がなく、「解決すべきコアは何か」を抑えることが大切。
それがクライエントが本当の望みに気づき、自走していくということ!
●キャリア支援に必要な3つのポイントを具体的に解説!
ここまでキャリア支援の大前提をお伝えした上で、セミナーはキャリア支援に必要な3つのポイントに入っていきます。
●1つ目:考え続ける環境
自分の本当の望みや自分がどうしたいのか、ということに気がつくことはとても深いテーマ。すぐに答えも出ない。
キャリア支援者と1時間のセッションで何かしら答えが出たとしてもそれをすぐに実行できるかといえばそれは難しいことが多いと、岩橋自身の経験談を交えて話していきます。
しかし一方で、考え続けることや、意識を向け続けていけば必ずクライエント本人が答えに行き着く!だからこそ、忙しい日常の中でどれくらい意識を向け続けるのかが大切。
そしてそれを実現させるためにたどり着いた手法が、1対1ではなくN対Nのカウンセリングです。
1対1のカウンセリングを組むとその場限り。カウンセリングの時にだけ「変われるかも」と思っても意味がなく、日常的に変わろうとしていることを意識できるかが何よりも大切!
N対Nのオンランコミュニティを作ってカウンセリングをしていくのがMYコンパスで行っている手法と、説明していきます。
●2つ目:正しい手順
自分がどうしたいか本当の望みを知るためには正しい手順が必要!その手順とは、
いきなりクライエントに理想を問いかけても、わからないことが多いのが事実。それはたくさんの社会的な思い込みに、自分の本当の気持ちが覆われているから。その状態で「どうしたいのか」を聞いても、本人は思い込みの上にある社会的にいいことを自分の望みとして認識されてしまうんです。と岩橋。
母親だから手作りのご飯を作ったほうがいい・・・
給与は高いほうがいい・・・・
など、
社会的にいいとされることに意識が向いてしまい、それを自分の理想と捉えてしまうので先に思い込みを取り払うことがお勧め。
この正しい手順については岩橋の書籍に詳しく書いているのでぜひ参考になさってください。
●3つ目:楽しさ
最後に3つ目として紹介していったのが、「楽しさ」について。
自分がどう生きて生きたのか、
自分の本当の希望は何か、
自分の人生を切り開いていく大切なこと。
ただ、これを自分1人で考えていくと、辛いことも、立ち止まってしまうことも。1人でやるとこの苦しいと思う工程をいかに楽しくやるかがポイントだと言います。
「考えなさい」といっても人は動かない。
だから、どうしたら人が動いていくのか、それを設計して、動いていけるようにするのが支援者の役割。
「正しさ」では人は動かない。
楽しい要素を組み込んで、人が動きたいと思ってもらうことが大切と解説していきました。
●まとめ
3日間連続セミナー1日目は「実践的なキャリア支援手法」についてお届けしました。
実践的なキャリア支援の方程式、それはこちら
「してあげたいはエゴである」を大前提とし、相手の「変わる力」を本当に信じているからこその手法として用いている、正しい手順やN対Nコミュニティ型ライフキャリア支援について解説していきました。
2日目は「マーケティング」についてお届けします。
また今回のセミナーの内容を体系的に4ヶ月学んでいただける
実践型オンライン講座「ライフキャリアプロフェッショナル養成講座」についての詳細はこちらよりご覧いただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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レポート作成
MYコンパス広報担当 佐々木真紀子