副音声のようなもの (19/04/23)
やったDJの解説のようで特に役に立たないであろうやつ。
Twitchの録画でDJ聴きながら読んでもらえると。
2019年4月24日 PURE IBIZA
02:44:00らへんから。
今回のテーマは「平成とその終わり」的な。
今なんでもかんでも「平成最後の〇〇」的な謳い文句だけど、まあそれ相応の出来事だし、昭和で生まれてほぼ平成で育ってきた人間としてその終わりについて何かしら感じるところはある。
生まれてからずっと住んできたいつも当たり前の様にあった棲家を離れ、新たな住まいに引っ越す前の日みたいな、そんなさびしさ。
折坂悠太、という人がいて、その人の曲が今回のキー。
まさに「平成」と「さびしさ」という曲。
3ヶ月か4ヶ月ぐらい前にこの人の曲と出会って、奇しくも今回のPURE IBIZAのオファーもそれぐらいにいただいていたので絶対彼の曲に集約するようなセットにしたいと考えてた。
で、いざ、具体的にどうしようかとPCに向かったけど、結構頭の中で想定してた「これとこれが繋がって、次がこの流れで」っていう脳内繋ぎがことごとくハマらなくてかなり苦戦した。。。
「桜の季節」と「NUM-AMI-DABUTZ」とか、脳内ではしっかりコード合ってるつもりだったんだけど合わせてみたら意外と違ったり。
「桜の季節」は時期的にちょうど今ね。「プロローグ / 椿屋四重奏」とかもいいなと思ったけどあれはもうちょっと5月になってからかな。
あと、ミュートされてるけど「ナイトコール / the ARROWS」がすごい反響あった。いいよね。前奏の部分がすごい好き。
the ARROWS是非また新譜だして欲しい。
って感じで、00年代懐かしJ-ROCKでずっとやっても良かったけど、最後のキー曲にゆるやかに着地したいし、新しいのも聴いてんだぞちゃんとかっこいいやつ知ってんだぞ的な見栄も張りたかったので一旦切り替え。
前々からこういう機会があったらかけたいとずっと思ってたのは「Ghana / D.A.N」と「Tangled Up / mabanua」かな。特に去年リリースされたmabanuaのアルバム、2018年のベストに入るぐらいいいアルバムだった。
最後のブロックは「平成」から逆算して、なんというか精神的に内側に内側にって感じ。
何から「平成」に繋ぐかめっちゃ考えた。曲前半はニカっぽさもあるのでCorneliusとかかぁ…?ってやってみたけど中々しっくり来るものがなくて。
模索に模索を重ね「WONDER WORD」でコード的にも雰囲気的にもきれいに収まってなんとか渾身の繋ぎに。
「平成」は歌詞で平成って言ってるからエクスキューズがあるけど、そのあとの「さびしさ」は正直不安だった。ジャガーさんからは「踊れる感じで!」ってオーダーもあったし。
でも今回本当に一番提示したかったのはどちらかいうと「さびしさ」の方だったからビビらずにやらないといけないと。
で、蓋を開けてみたら意外とみんなしっかり反応してくれてて安心した。
まあ自分の歌じゃないけどさ。
得体のしれないさびしさみたいのはなんだろね。
家族といても友達といてもいつもあるし、年をとる度自分がいる立場が変わる度にそれがどんどん大きくなる。
もしかしたら、ステージに立つことで一時的にでも得られる共感でそのさびしさを埋めるためにDJが続けてるのかもなと、私は。
てな感じで
今日の日はさようなら。