抜歯

大学時代から放置していた親知らずを抜いた。
何でもっと早く抜いておかなかったんだろうと抜いてから思った。激痛過ぎたし治るのも遅い。これに耐えられるのはもっと若い頃の俺だった。

多くの人はどれだけ痛い手術しても翌日には辛い事を隠して日常を過ごし、当たり前のように出勤している。
自分はその本人の辛い部分に対して理解する行為をサボってしまっていた。表面的な部分でしか捉えていなかった。
術後激痛で友人にSOS連絡したことで気づいた。
あれは抱えてる痛み知ってほしい彼女からのSOSだったんだ。ちゃんと向き合えなくてごめん。
1番寄り添ってほしいタイミングで寄り添えなくてごめん


麻酔が効きにくい体質のため、少し削っては麻酔を入れ少し抜こうとしては麻酔をいれの繰り返し。
次第に抜かれる事による恐怖より、麻酔ってこんなに体内に入れても大丈夫なの?という不安が募っていった。

抜いたあとは元々予定していたMTGがありカフェへ。延々と血が出続けているので、コーヒー頼んだものの一滴も飲めなかった。痛すぎて会話もできない申し訳ない。

そんなこんなで1日が終わった。